第三百五十話 西部統一その六
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「ここはな」
「切り札を出すわね」
「そや、おらっち達三人でや」
「トウェインさんに向かって」
「あの人に三人がかりで向かってな」
そうしてというのだ。
「倒すんや」
「そうね、もうここはね」
「歩兵隊を潰されるとな」
「ほんまに終わるからね」
「そうなる前にな」
まさにというのだ。
「ここはな」
「ええ、あたし達三人で向かいましょう」
「是非ね」
「そうするしかないですね」
オコナーも強い声で頷いて応えた。
「ここは」
「そうね、では指揮権は将軍さん達に預けて」
「行きましょう」
オコナーは強い声で話した、そしてだった。
軍の指揮権を一時的であるが将軍達に預けトウェインの方に向かうことにした、トウェインは三人の動きを確認してだった。
サンダーバードを出してだ、彼に言った。
「ほなな」
「これよりですね」
「切り札を出すで」
こう言うのだった。
「ええな」
「そうですね、今こそです」
サンダーバードは主の言葉に頷いて言った。
「切り札を切る時です」
「ほな今から切るで」
トウェインは貝殻を出した、そして貝殻の向こうの相手に告げた。そのうえで自分に向かって来る三人にだ。
サンダーバードに乗ったうえで対峙した、彼は三人に空から神具の背に立ったうえで見据えて言った。
「来たな」
「はい、それでです」
デリーロは三人の真ん中にいる、そこから彼に応えた。
「これからトウェインさんと戦わせてもらいます」
「三人一度か一人ずつか」
ガーランドは右手から言った。
「それでやらせてもらいます」
「勝てば戦は勝利でええですね」
こうだ、オコナーは左手から言った。
「こっちの」
「ああ、それは出来んわ」
トウェインは三人にこう返した。
「悪いけどな」
「というと」
「さあ、出て来るんや」
トウェインが笑ってこの言葉を出すとだった。
三人の周りにトウェインの仲間達が出て来た、エリカにスタインベック、ホイットマン、ミッチェル、オニール、そしてミニーが出て来た。
彼等はその場に立って三人にそれぞれ挨拶をした、デリーロはこの状況を見て即座に察して言った。
「そうですか、術で一瞬にここに来られる様にですね」
「しておいたんや、移動の術は一度来た場所にや」
「瞬時に行ける術です」
「その移動の術を使ったらな」
「こうして来られるので」
「それでや」
その為にというのだ。
「ここはな」
「皆を呼びましたか」
「進撃中に一旦全員ロスに集まってな」
そうしてというのだ。
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