第十六話 発見その九
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「日本で星座は独特だね」
「そういえがそうだな」
ラッキーも言われて頷いた。
「占いもあってな」
「十二の星座でね」
「そうだよな」
「あれが面白いよ」
「黄道十二道か」
ラッキーはその十二の星座についてこうも言った。
「確かに面白いよな」
「うん、だから地球の星座のこともだよ」
「色々勉強するか」
「そうしよう、面白いことがとても多い星だけれどね」
「星座のこともな」
「勉強しよう、そしてだよ」
ショウはさらに言った。
「ちょっとお土産を買いに行かないかい?」
「お土産?」
「そう、東京に残っている人達の為にね」
ラプターに答えた。
「そうしないかい?」
「ああ、それじゃあ何か買って行くか」
ラッキーはショウのその提案に頷いて述べた。
「そうするか」
「そうしようね」
「じゃあ行くか」
「何かね」
ショウは話が決まって言った。
「そこのお店に入ればね」
「いいか」
「いいものが買えてね」
ラッキーに明るく話した。
「ドクターマンがいるかもね」
「お客さんでか」
「僕の勘ではね」
第六感に従えばというのだ。
「若しかしてね」
「ああ、俺もそう言われるとな」
「勘でだね」
「それに俺は運がいいし」
「そこのお店にいるかもね」
「そうだな、じゃあ入ろうな」
ドクターマンを探す傍らでだ、キュウレンジャーの面々は土産ものを買うことにした。そうしてだった。
実際に傍の土産もの屋に入った、するとそこに。
「いらっしゃいませ」
「ってあんた」
ラッキーはその店員、店長と思われる老人を前にして思わず声をあげた。
「ドクターマンじゃないか」
「何故その名を知っている」
「いや、自分で言ったよこの人」
「もう明らかじゃない」
これにはスパーダもラプターも応えた。
「この人ドクターマンよ」
「間違いないよ」
「ギアの首領ドクターマン」
「そうだね」
「その通りだが」
老人、ドクターマンはまた応えた。
「それがどうかしたのか」
「いや、あんたが生きていてだ」
鳳が言ってきた。
「そのことを知って色々な組織が動いているんだよ」
「そうなのか」
「そうなのかじゃなくてな」
鳳は身体を前にやってさらに言った。
「大変なことだろ」
「私の力を利用することがか」
「そうだ、あんたはこれまでの組織でな」
「トップクラスの知力と技術力ですよ」
ラプターも言った。
「そのお力を彼等に利用されたら」
「大変だろ、というかな」
ガルは周りの匂いを嗅ぎながら言った。
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