第三千四百三十二話 擦れ違った人は
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第三千四百三十二話 擦れ違った人は
日本はフランスとお話をした後彼がお家に帰ると言ったので玄関まで送りました、それから妹さんと一緒にお買いものに出ましたが。
ここで、です。街の中で。
「私はここですよ」
「!?」
擦れ違った人に言われました、それで。
日本はすぐにその人の方を振り返りました、ですが。
その人はもう人ゴミの中に消えました、それで日本は言いました。
「まさか」
「さっきの方ですね」
「はい、若しかすると」
「あの人ですね」
妹さんもその人がいた方を見つつ言いました。
「おそらくですが」
「そうかも知れないですね」
「フランスさんとのお話を聞いておられたのでしょうか」
「何処かで」
「そしてああ言われたのでしょうか」
「わかりません、ですが」
それでもと言う日本でした。
「あの人だとしますと」
「私達の動きを把握していますので」
事前に動かれて尚更見付けにくい、そう感じた日本兄妹でした。
第三千四百三十二話 完
2024・5・23
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