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英雄伝説〜黎の陽だまりと終焉を超えし英雄達〜
第34話
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リオスさんや”灰の剣聖”の剣術の師匠の孫娘で、しかもアリオスさんや”灰の剣聖”と同じ剣術も修めているという…………」

一方アルヴィンは驚きの表情で二人に女性遊撃士達を見つめた。

「――――――遊撃士フィー・クラウゼル、本日をもってカルバード両州ギルドに着任する。よろしく、ジン、エレインたちも。」

「同じく遊撃士アネラス・エルフィード、本日をもってカルバード両州ギルドに着任します!よろしくお願いします、ジンさん、エレインさんたちも。」

すると銀髪の女性遊撃士――――――フィーとリボンの女性遊撃士――――――アネラスはそれぞれ着任の宣言をした。



10月3日、9:45――――――



〜旧市街〜



「待てやコラアアアアッ!」

「か、勘弁してくださああい!!」

旧市街のある一角で取立人が声をあげながら、悲鳴を上げながら逃げる中年を追い、そして追い詰めた。

「ハアハア…………!鬼ゴッコは終わりみてぇだなァ?」

「ひいっ、どうかお待ちを!!あ、あと3日――――――いえ!あと1日だけ待ってください〜!」

「とっくに時間切れだボケがッ!ここ数日、おちょくるみてぇに何度も姿を晦ましやがって…………!今、ここで耳揃えて払えねえならマジで沈めんぞ、アアッ!?」

「ひいいいい…………ッ!!」

「はーい、そこまで〜。」

取立人の脅しに中年が悲鳴を上げたその時アーロンが手を叩いて二人に近づいて声をかけた。



「朝っぱらからキャンキャン喚くなって。盛りのついた犬かっつーの。」

「な、なんだこのガキ…………?関係ねぇヤツは引っ込んでろや!!」

「関係あるんだなー、これが♪」

取立人の指摘に対して笑顔を浮かべて答えたアーロンはザイファに録音させた映像と音声を再生した。

「今、ここで耳揃えて払えねえならマジで沈めんぞ、アアッ!?」

「…………ッ!?」

「お、顔もバッチリ映ってやがるぜ。闇金だろうが出るところに出ちまったらさすがにヤベー物言いじゃねえか?」

アーロンが再生した自分の映像と音声に取立人が血相を変えている中アーロンは苦笑しながら取立人に忠告した。

「…………ま、まさかてめえっ!?」

アーロンの忠告を聞いた取立人は状況をすぐに察して中年を睨んだ。

「へ、へへ…………」

「――――チャラにしろとは言わねぇさ。そっちもメンツがあるんだろうしな。三大銀行の一般向け利息+αでお互い手を打つっつーのはどうだ?」

「…………へっ?」

睨まれた中年は口元に笑みを浮かべたがアーロンの提案を聞くと呆けた声を出した。



「こ、このガキ…………ふざけてんじゃねぇぞっ!!」

一方アーロン
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