第34話
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うだい、アルヴィス君。」
「はい、それ以外に注意すべきは”エースキラー”の中にいる元結社メンバーや”キリングベア”ですが…………アイゼンシルトの中隊を全滅させた勢力も謎のままです。アルマータの構成員たちともやはり違っていそうですし。」
ジンとエレイン、アルヴィスは机にメルキオルやチョウ、ガルシアやリアンヌ、鉄機隊の写真を置いて話し合っていた。
「ええ、煌都に現れた幹部2名も恐るべき使い手だったみたいだけど。メルキオルという幹部の”古巣”―――――…………どうも複雑な背景がありそうね。”東”も含めて未確認勢力は多数いるし、何が入り込んでいてもおかしくないわ。GIDもそうだけど”中央”や”本国”から直接情報を貰っていると思われる”エースキラー”なら何か掴んでいそうだけど…………」
「あちらさんも最近、今まで以上に情報を寄こさなくなってるからなぁ。それも単なる縄張り争い以上の。それに”エースキラー”の方は遊撃士協会との協力関係を結ぶつもりは今の所ないようだからなぁ…………」
エレインの言葉に続くようにジンは腕を組んで呟いた。
「それにしても”中央”と”本国”は本当に一体どんな基準でエースキラーのメンバーを選定したんでしょうね?現在判明しているメンバーの中で”初代特務支援課リーダー”や”叡智”、”銀”や”氷の乙女”は捜査に適していると思いますけど、他のメンバーは到底捜査に向いているとは思えないメンバーばかりじゃないですか。」
「恐らくだけど”捜査する上で、Aの関係者との戦闘が発生することを前提とし、迎撃・制圧できる事”から戦闘能力を基準に選定しているのだと思うわ。」
「ああ。実際現在判明しているメンバーのほとんどは3年前の”大戦”に直接関わって生き抜いた猛者ばかりだからな。後は独自の”裏”の情報網を持っている事からも、元結社の連中もそうだが”ルバーチェ”の若頭まで選ばれたんだと思うぜ。」
アルヴィスの疑問にエレインとジンはそれぞれの推測を答え
「だからと言って、服役中の犯罪者もそうですが、元結社の連中に加えて猟兵まで捜査に加わらせるなんて間違っていますよ!ギルドの方からクロスベルの中央政府やメンフィルの本国政府に抗議とかした方がいいんじゃないんですか!?」
「アルヴィス君、その行為は協会規約第三項の『国家権力に対する不干渉』に触れることになってしまうから、絶対にできないわ。ただでさえ、トヴァルさんとアリオスさんの件でメンフィル帝国もそうだけど、クロスベル帝国とギルドとの関係はオズボーン宰相存命時のエレボニア程ではないにしても、距離が離れているのだから。それと当然わかっているとは思うけど幾ら元”結社”の一員だったとはいえ”槍の聖女”や”鉄機隊”はメンフィル帝国ではメンフィル
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