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私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
第5章
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フレァーな綿生地の白いワンピースを着て、坂道を歩いてTATEOBIの表札のチャイムを押していた。
「うん すごく 清楚な感じがする わが娘ながら 日本一 美人だわー」と、お母さんに、手土産にと栗のどら焼きを持たされていたのだ。
「まぁー 真織ちゃん どうしたの? お久しぶりねぇー あのね 生憎ね 今日はお客様がいらっしゃるのよー」と、出てきたお母さんが・・・申し訳なさそうに言ってきたが、この調子なら、まだ、伊織利さんは、そのお客様が私だってこと言っていないのだろう。
「ごめんなさい あのー ・・・」
「なんにも 謝ることじゃぁないのよー 真織ちゃんも 大学生になったんでしょ? どこに行ってるの? 明日でも 良ければ お話聞かせてちょうだいな」
「あの・・・ですから・・・おばさん・・・私・・・ごめんなさい」
「だからね! ごめんなさいね! 実は 今日 伊織利がお付き合いしてるっていう娘さんが来ることになってるのよー 紹介したいんだって 言うもんだからー だから 今日は ごめんなさいね」と、追い返されそうになっていた。その時、玄関から出てきた伊織利さんが
「いいんだよ! 真織でー お母さん 知ってるの? この娘のこと 紹介したいのは真織だよ」
「えっ えーぇー 真織ちゃんのこと? ・・・私の昔の後輩の娘さん・・・真織ちゃんのこと? 伊織利が振られたけど、好きなんだって言っていた娘って・・・どうなってるのぉー そーいえば、私 その子のこと 前にひどいこと言ってしまったかもー」
「だからぁー 何で もっと 早く 出てきてくれないのよー」
「あー すまん すまん 可愛服着ているから、違う人かと思って お母さんの知り合いなんかなってー」
リビングに通されて
「伊織利 なんで もっと 早く言わないのよー」
「早くったってー だから 今日 紹介しようと思って」
「・・・真織ちゃんもよ! 伊織利がウチの子だってこと知ってたんでしょ!」
「はい 言いずらくなってー ごめんなさい」
「いいの 責めてるんじゃぁ無いのよ ねぇ 伊織利のこと 振ったっていうのは ほんと?」
「ごめんなさい 私 あの時・・・伊織利さんのことは好きだったんです でも なんか ほったらかしにされてるみたいで・・・見栄張っちゃってー ひどいこと言ってしまった 本当にごめんなさい」と、伊織利さんに向かって頭を下げていた。
「だ そうよ 伊織利 真織ちゃんのこと ほったらかしにしたの?」
「違う! そんなつもりじゃぁー だってよー 急にベタベタするのも嫌がられるかなぁーって こっちこそ ごめんなさい」
「ふ〜ぅん じゃぁ いいわぁー でも 良かった! 真織ちゃんなら 最高よー だって 真織ち
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