暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第137話 毒と愛、魅了する対決!ココVSクルゼレイ!
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「……でもやっぱりフローゼのご飯が一番美味しかった。でもフローゼはもういない、アカシアも死んだ。我、寂しい……」


 黒髪の少女は座り込んで何もない空間を見上げてそう呟いた。表情に変化は見えなかったがどこか悲しそうだ。


「……あれ?フローゼとアカシアの気配?」


 その時だった、黒髪の少女は何かを感じ取ったかのように視線を変えた。


「あり得ない、二人は死んだ。でも感じる、この懐かしい気配……」


 少女は表情を変えなかったがとても嬉しそうに立ち上がった。


「グレートレッド、我をアカシアとフローゼの気配がする場所に連れて行く。お前も二人に会えたら嬉しい、違うか?」
「ガァァァァァッ!!」
「よし、なら行く」


 少女はドラゴンに乗るとそう話す、それに対してドラゴンは凄まじい鳴き声を上げて頷いた。


 そして羽根をはばたかせてその巨体を浮かび上がらせると次元の狭間を移動し始めた。


「アカシアにフローゼ、久しぶりに会えそうで我、嬉しい」


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