暁～小説投稿ｻｲﾄ～:ハイスクールD×D　イッセーと小猫のグルメサバイバル第１３７話　毒と愛、魅了する対決！ココＶＳクルゼレイ！

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ハイスクールD×D　イッセーと小猫のグルメサバイバル

第１３７話　毒と愛、魅了する対決！ココＶＳクルゼレイ！
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が当たらなければどうってことは無いね」
「確かにその通りだ。だが後ろの奴らは回避できるかな？」

　クルゼレイはココではなく後ろで倒れていた天使達を狙って虜の矢を放った。

「そう来るのは読んでいたよ、キッス！」
「カァーッ！！」

　だがココは全く動じずにキッスに指示を出した。

　キッスは自身の体を激しく揺すると大量の羽をまき散らした、そしてその羽根に矢が当たると羽根を石化させて矢は消えていく。

「その石化能力は恐ろしいが貫通力は無いようだな、つまり小さな的に当たれば消えてしまうんだ。だからキッスの羽をばら撒くだけで無力化できてしまう」
「ぐうっ！？」

　即座に自分の技の弱点を見抜かれてクルゼレイは動揺する。

「ポイズンライフル！」

　そしてその一瞬の動揺を見逃さなかったココはポイズンライフルで狙い撃つ、だがクルゼレイは防御する様子は無かったが勝手に愛の防壁が現れてクルゼレイをガードした。

「オートなのか……」
「ははっ！その対応力や観察眼には驚いたが貴様の毒も私に届かなければ意味は無いぞ！」

　どうやら愛の防壁はクルゼレイの意思とは関係なく彼に危険が迫ると自動で発動することをココは見抜いた。

　焦るクルゼレイだったが直ぐに気持ちを切り替えてココを挑発する。

（しかし僕の毒がことごとく効かないな、見た目以上に毒に対する耐性は強いみたいだ）

　ココは先程から様々な毒を打ち込んでいるが今のところ効果は無い、どうやら愛の防壁は毒に対して強い耐性を持っているようだ。

「なら攻め方を変えようか」

　ココは毒の剣を生み出して接近戦を仕掛けた。

「ラブ・ロープ！」

　クルゼレイはココを近づけさせまいとハートが幾つも連なった鞭を出してココに振るう、ココはそれを最小限の動きで回避して剣を振るった。

「ポイズンソード！」

　だがその一撃は愛の防壁によって阻まれてしまった、接近戦でも自動で発動するらしい。

「覚悟しろ！」
「毒地獄(ヘルポイズン)！！」

　隙が生まれたココにクルゼレイが魔力の剣を刺そうとするがココの全身から毒の霧が生まれて視界を遮った。

「くそっ、目くらましか！だが毒は効かんぞ！」

　クルゼレイの全身を愛の防壁が包み込んで毒に霧をシャットアウトする、酸素は魔法で生み出せるので毒が内部に入ってくることは無い。

「毒砲！！」

　すると毒の霧に紛れて毒の塊が撃ち込まれてきた。愛の防壁に阻まれるが視界が悪いためクルゼレイは反撃できずにいた。

「ええい、鬱陶しいわ！『芳香脚（パフューム・フェルム）』！！」

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