第六幕その十
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「よくです」
「日本ではよね」
「松茸のお話が出ます」
「日本では秋は食欲の秋よね」
「スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋で」
そうであってというのです。
「食欲の秋ともいいます」
「それで沢山の食材が出るわね」
「梨に柿、葡萄に栗に銀杏に秋刀魚に」
「それで茸もでね」
「松茸もです」
その茸の中にというのです。
「ありまして」
「それでよね」
「いつも言われます」
秋になると、というのです。
「日本では」
「そこまでのものね、松茸は」
「そうなんです、ですから」
「オズの国のこのお話聞いたら」
「勿論他の秋の味覚もですね」
「どれもね」
まさにというのです。
「沢山あるわ、というか秋に限らず」
「何時でもですね」
「とても美味しくね」
そうしてというのです。
「食べられるわよ」
「そうですと」
それならというのです。
「オズの国にです」
「行きたい日本人多くなるわね」
「そうなります」
「そうよね、松茸ってね」
この茸はとです、ドロシーは言いました。
「実は日本以外の国だと」
「あまり注目されてないですね」
「そうなのよね」
「あくまで日本だけって感じですね」
「そうした食べもの多いでしょ」
「言われてみますと」
カルロスは鹿肉を食べています、皆それぞれお肉やお野菜それに茸を焼いたものを笑顔で食べています。
「そうですね」
「それぞれの国でね」
「その国では好んで食べられていて」
「他の国だと然程ってのがあるわね」
「日本では色々と食べられてますけれど」
それでもというのです。
「その松茸に秋刀魚もそうで」
「秋の味覚だと」
「あと柿もですね、ですが羊は」
この生きもののお肉はというのです。
「あまりですね」
「食べないわよね」
「どういう訳か」
首を少し傾げさせて言います。
「羊はですね」
「美味しいのにね」
「安くてカロリーも少なくて」
「色々なお料理が出来るのに」
神宝もジョージもナターシャも言います。
「そうなのよね」
「日本は色々なものを食べる国なのに」
「羊はあまりだよね」
「匂いがするっていう人結構いるから」
その日本人の恵梨香が言います。
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