第十五話 発見その十六
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「神様がか?」
「神様?」
「ああ、神様がな」
こうタキガワに返した。
「連中生き返らせてるのか?」
「神様でやんすか」
「そうかもな、ただな」
伊賀崎は腕を組みさらに言った。
「神様って言っても色々だけれどな」
「八百万といいますし」
百地は日本の神々から話した。
「一口に神様といいましても」
「多いよな」
「どの神かはです」
「わからないか」
「天晴君の言葉の通りとしても」
「あれっ、俺思い付きで言ったけれどな」
「いえ、的を得ているとです」
百地は伊賀崎に真面目な顔で答えた。
「思いますが」
「そうか?」
「復活させるなぞです」
死んだ者達をというのだ。
「そこそれです」
「神様の出来ることか」
「そうですから」
そうした力だからだというのだ。
「充分に有り得ます」
「そうなんだな」
「そうよね」
風花も百地の言葉に頷いて述べた。
「人で死んだ人を復活させるのはね」
「出来ないですね」
「治療は出来ても」
百地にそれでもと話した。
「復活はね」
「出来ないですね」
「人間の力なんて限られてるだろ」
伊賀崎はこうも言った。
「それこそな」
「それでなのね」
「ああ、俺もふと思ったんだよ」
妹に顔を向けて話した。
「こんなことが出来るなんてな」
「神様ね」
「他にいないってな」
「神様って言っても色々だしね」
松尾もどうにもという顔で言って来た。
「他の戦隊の人達が戦った中にもいたね」
「ああ、冥府十神とかな」
「邪神になるのかな」
「あの連中はあの連中で考えあったけれどな」
「ン=マを復活させようって」
「実際に復活させたしな」
「そうした神様もいて」
そしてとだ、松尾はさらに話した。
「他にもな」
「色々な神様がいるね」
「そういえば前にも色々な戦隊の敵の組織が復活したらしいな」
伊賀崎は前に聞いたこのことも思い出して言った。
「そうだったな」
「確かゴセイジャーの人達が少し関わったな」
加藤が応えた。
「あの人達も少し言っていたな」
「それでマジレンジャーの人達が戦っていた冥府十神のこと聞いたんだよ」
「あの人達からか」
「復活してたってな」
「他の組織の幹部達もだな」
「何でかな」
伊賀崎は首を傾げさせつつ話した。
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