第二章
[8]前話
「相手にしたら駄目ね」
「通報すればいいわよ」
「警察に」
「そうした広告は犯罪だしね」
「それで終わりね」
こうした話を二人でしてだった。
敦美と順子はインターネット上でよくある胡散臭い広告の話を終えた、だが敦美の祖母は最近インターネットで色々なものを調べる様になってだ。
ある日だ、自分の家に来ていた敦美に言った。
「前にマイクロソフトセキュリティってところからハッキングされたとか」
「言われたの」
「声でね」
心配そうに言うのだった。
「電話しようかって思ったけれどお祖父さんがその前に警察に言ったらって言ったから」
「そこに電話しなかったのね」
「お祖父さん何か胡散臭いって言って」
「そこ実際に胡散臭いっていうか犯罪だから」
敦美は自分がそのまま老婆になった様な養子の祖母に話した。
「警察に連絡して、だから電話はね」
「しなくてよかったの」
「もうその広告は警察に通報したら」
そうすればというのだ。
「相手にしないで」
「そうしていいのね」
「ネットで変な広告が出たら」
その時はというと。
「無視して閉じるか警察にね」
「通報すればいいのね」
「そうよ、そうしてね」
それでというのだ。
「お金とか振り込まないでね」
「そうしたらいいのね」
「そういうのは全部詐欺だから」
こう言ってだった、祖母に祖父に感謝してと話した。そうしてだった。
会社で順子にその話をするとよかったねと言われた、そして順子にこんなことも言われたのであった。
「何も知らないとね」
「騙されるわね」
「そうね、だったらね」
「やっぱり注意しないとね」
「犯罪は犯罪だしね」
「そうした広告については」
こうした話をするのだった、そして二人もそうした広告を軽く見ないことにした。犯罪は犯罪であるので。
ネット広告の詐欺 完
2024・5・21
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