第三章〜サルバッド狂騒曲〜 外伝〜砂漠の遊興都市〜
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「わかった。」
「”ホテル”ってことはもしかして着陸する時に見えたいかにも”高級ホテル”の雰囲気をさらけ出していたあの都市の中で一際目立っているホテルをエースキラー(あなたたち)は拠点にしているの!?」
ルファディエルに自分たちに着いてくるように促されたラヴィが頷いた後あることを察したイセリアは期待を込めたような表情を浮かべてロイドとルファディエルに訊ねた。
「私達が拠点にしているホテルが貴女が推測しているその”高級ホテル”かどうかは知らないけど、少なくても”この都市では最高級のホテルであることは確実”と聞いているわ。」
「ちなみに宿泊費は一番安い部屋でも十数万ミラだそうだよ。」
「いっぱくじゅうすうまんミラ…………」
「間違いなく旧首都の私達が拠点にしているアパートの家賃の数倍以上はするじゃない〜!そんなとんでもなくお高い所を拠点にするなんて、さすがは二大国に選ばれた精鋭と言った所かしら〜?」
イセリアの疑問にルファディエルは苦笑しながら、ロイドは疲れた表情で答え、二人の答えを聞いたラヴィは宿泊費の高さに呆けた表情で呟き、表情を引きつらせて声を上げたイセリアは意味ありげな笑みを浮かべてロイドとルファディエルに指摘した。
「いや、俺も拠点にするホテルの事を最初に知った時は反対したんだ。でも、俺達と同じようにこのサルバッドで活動している”エースキラー”の人が『オレ様にはプンプン匂ってわかるんだよ。何か起こるとしたらここだっ!ってな♪』って訳のわからない事を言ってこのサルバッドでの最高級ホテル――――――”アルジュメイラホテル”に俺達の宿泊の手続きをしてしまったんだ…………」
「まあその代わり経費で認められる範囲の宿泊費を超える差額分の金額は全額その人物のポケットマネーで負担してもらっているけどね。――――――勿論、貴女達のこの都市での拠点は私達と同じだから、安心していいわよ?」
イセリアの指摘に対してロイドは疲れた表情で、ルファディエルは苦笑しながらそれぞれ答えた。
「マジ!?誰かは知らないけど、私達の分の最高級ホテルの部屋のお金を出してくれた人には感謝しないとね〜♪」
「…………どうでもいいから、早くこの都市で拠点にしている場所に連れて行って…………暑すぎる…………」
「ハハ、わかったよ。」
二人の話を聞いたイセリアが嬉しそうな表情を浮かべて声を上げている中ラヴィはその身に感じる暑さから早く逃れたいことを口にし、ラヴィの様子にロイドは苦笑しながら答えてルファディエル達と共に自分達が拠点にしている場所へと向かい始めた。
〜映画会社『ベガスフィルム』・会議室〜
「――――――いいか、ジュディス・ランスターにニ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ