第八十一話 大教会でも一緒その一
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第八十一話 大教会でも一緒
今日は奥華大教会に詰所からお邪魔させてもらいました、日曜なのでそうさせて頂きました。
「いやあ、悪いね」
「いえ、悪くないですよ」
次郎さんに車の中で応えました。詰所から大教会でひのきしんに行かせてもらうのですが次郎さんがワゴン車を運転されています。その次郎さんに後部座席から答えました。
「全く、むしろ最近大教会にお邪魔してなくて」
「それでなんだ」
「久し振りにお邪魔出来ますから」
だからです。
「嬉しい位です」
「それは何よりだね」
「はい、ただ」
ここで、でした。私は。
自分の隣の席を見て言いました。
「この子も一緒なのが」
「いやあ、することないですからね」
新一君が私の隣の席にいて笑って言ってきました。
「ですから」
「新一君もなのね」
「ひのきしんさせてもらいます」
「ひのきしんはいいけれど」
それでもです。
「全く」
「全くといいますと」
「ひのきしんはいいのよ」
そうさせてもらいたいという気持ちはです。
「それはね」
「それでもですか」
「大教会でも一緒なんてね」
新一君とです。
「もう袁でもね」
「どうかって思われます?」
「ええ、本当にね」
こう新一君自身に言いました。
「いつも一緒だから」
「僕としては嬉しいです」
「嬉しくて仕方ないというお顔ね」
「本当に。今日もお願いしますね」
「ははは、阿波野君ならね」
次郎さんも言われました。
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