第十五話 発見その十
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「ああした奴より遥かにだよ」
「信頼出来るな」
「そう思うよ」
心から言うのだった。
「僕もね」
「若しな」
バングレイは強い声で仲間達に話した。
「あいつ等が出て来たらな」
「何を言って来ても真っ先に攻撃しないとな」
メドゥが応えた。
「戦隊の連中よりも」
「ああ、どんな汚いことするかわからないからな」
「それこそな」
「死んだというが」
カオスはそれでもと話した。
「しかしだ」
「僕達も復活してるしね」
「まして尋常ではない奴の様でだ」
「何か自分で復活したことあるみたいだし」
「我々の方に出て来てもおかしくない」
「若し」
ダマラスは危惧する声で自身の考えを言った。
「ダブデドがバスコ達と手を結べば」
「バスコも復活してですか」
「そうなればどうだろうか」
インサーンに顔を向けて問う様にして話した。
「そうなれば」
「恐ろしいことになりますね」
インサーンはその考えを聞いてだった。即座に危惧する声で述べた。
「その時は」
「そうだな」
「邪な者達が互いに悪意を為さんと手を結べば」
「恐ろしいものになるな」
「必ず」
「そうならないで欲しいですよ」
本気でだ、クレオンは仰天する様に言った。
「あんな連中が手を結んで悪いことを企んで」
「実行に移したらですね」
「どれだけとんでもないか」
それこそというのだ。
「わからないですよ」
「そうですね」
「ですから」
それでというのだ。
「あんな連中はです」
「手を結んで欲しくないです」
「もっと言えば復活して欲しくないです」
そもそもという口調でだ、クレオンは言い切った。
「何があっても」
「全くですね」
「だが自分で復活した様な奴で」
エンドルフも危惧した、そのうえで言うのだった。
「バスコも復活したことがあったんじゃ」
「えっ、じゃああいつ等出て来る可能性あるんですか」
「そうじゃないかな」
「うわ、マジ最悪ですよ」
クレオンは今度は困った目になって話した。
「そうなったら」
「全くだね、けえど出て来たら」
プリシャスは敢えてその場合のことを話した。
「何があってもね」
「信じたら駄目ですね」
「そしてだよ」
そのうえでというのだ。
「手を結ぶなんてね」
「言語道断ですね」
「絶対に裏切るからね」
このことが間違いないからだというのだ。
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