第十五話 発見その七
[8]前話 [2]次話
「それでいいのではないか」
「後は僕達の中でよくなっていくだけだね」
「領土も資源も存在してだ」
「満足出来てね」
「それなら誰かを害することなく」
「僕達だけでやっていけばいいね」
「そうだ、そのうえで悪意を以てだ」
そうしてというのだ。
「誰かを害するなぞな」
「そうよ、絶対に駄目よ」
ソノナも言って来た。
「私も今はね」
「そうした考えだな」
「そうなったわ、昔の私達はむしろ」
ソノナはかつての自分のことも話した。
「善意の押し付けだったわ」
「そればかりでだな」
「周りに迷惑をかけていたけれど」
「それは今はだな」
「反省してね」
そうしてというのだ。
「しない様にしているわ」
「いいことですよ、善意の押し付けもですよ」
クレオンがまさにとソノナに話した。
「悪意とです」
「変わらないわね」
「はい、ですが物凄い力を持っていて」
そのうえでとだ、クレオンもそういった輩のことを話した。
「悪意で何もかもを滅茶苦茶にするとか」
「私達もしていないわ」
「そのことはいいことですよ、いやそんな奴は」
クレオンは目を怒らせて話した。
「本物の悪ですよ」
「悪の概念は難しいですが」
メタルエーが応えた。
「そうした場合は確かにです」
「悪ですよね」
「自分の楽しみや私利私欲で人を利用し弄ぶなぞ」
そうした行為はというのだ。
「まさにです」
「悪と言うべきですね」
「はい、他の命を弄び世界役にもです」
「好き勝手にするなら」
「悪の中の悪です」
そう呼ぶべきだというのだ。
「吐き気を催す様な」
「その通りです、そしてそれは」
ダマラスはメタルエーに応えた、そうしてそのうえで神妙な顔になってそのうえで強い声で話した。
「バスコ達ですね」
「そうなりますね」
「はい、バスコはです」
まさにとだ、ダマラスは真剣な声で話した。
「正真正銘のです」
「悪でしたね」
「己しかありませんでした」
「その考え、行動には」
「口ではいいことを言っても」
その実はというのだ。
「己しかない」
「真の悪でしたね」
「はい」
まさにというのだ。
「振り返りますと」
「悪を知ることも大事だな」
ギルも話を聞いて言った。
「俺達も悪と言われるかも知れないが」
「侵略を行うならです」
エンターが言ってきた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2025 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除