第十五話 発見その六
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「これまではです」
「見付からなかったがな」
「那覇市におられるのなら」
「見付けてな」
「私達の方で保護をしまして」
そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「ああ、仲間になってもらってな」
「知恵をお借りしましょう」
「俺達の今後の為のな」
「いや、別に侵略しなくてもいい暮らし出来るのね」
マーダッコは笑って仲間達に言った。
「それならもうこれでよ」
「いいな」
「そうそう」
イカーゲンにも話した。
「これでね」
「そうだよな」
「それに戦えば怪我するしね」
「下手をすれば命を落とす」
「実際キュウレンジャーの奴等との戦いであたい死んでるし」
「俺もだ」
「そうなるからね」
だからだというのだ。
「本当にね」
「戦わなくて豊かならな」
「戦うことはないわ」
「全くな」
「そのことがわかってきたわね」
「我等もな」
「相当悪意のある奴でもないと」
マーダッコはバスコ達のことを思い出しつつ話した。
「お金持ちで世界を滅ぼしたりしないわね」
「自分が満足しているならね」
プリシャスもそれではと話した。
「もうね」
「侵略とかしないし」
「平和に暮らしたくなるよ」
「そうよね」
「あの、何かです」
クレオンは考える仕草で話に入って来た。
「変な連中がいたそうですね」
「そんな奴結構いるよ」
プリシャスは即刻突っ込みを入れた。
「僕達みたいな連中にもね」
「いえ、何か王様の敵の」
「その連中がなんだ」
「はい、何か悪意の塊で」
そうした輩でというのだ。
「もう力持っているのね」
「悪いことをしてだね」
「それでやりたい放題やっていたそうです」
「理解出来ないししたくもないな」
ワイズルーはそうした輩の話を聞いて首を捻って言った。
「どうも」
「そうですよね」
「満ち足りている環境ならだ」
ワイズルーは自分の考えを話した。
「それでだ」
「満足して」
「後は楽しく仕事をして遊んでだ」
そうしてというのだ。
「暮らすことだ」
「全くですよ」
「その通りだね」
ヨドンナもまさにと頷いた。
「もうね」
「満ち足りているならな」
「そうしてね」
そのうえでというのだ。
「平和にだよ」
「ことを為していくことだ」
「本当にね」
「それで悪意を以て世を乱すなぞ」
そうした所業はというのだ。
「全く以てだ」
「最悪ね」
「満ち足りていればだ」
ワイズルーはさらに言った。
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