第三千四百二十二話 確かな証拠はない
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第三千四百二十二話 確かな証拠はない
日本はフランスに真剣なお顔で言いました。
「おられることは思いますが」
「思う、だけだよな」
「証拠はありません」
「というか証拠を掴ませることがな」
「あの人にはないですね」
「一応な」
こう前置きしてです、フランスは言いました。
「死んだことになってるんだよ」
「九十三歳で」
「あれだな、史記に出てたな」
フランスはここで中国のこの本を出しました。
「司馬遷さんの」
「あの書ですか」
「滑稽列伝にな」
「東方朔さんですね」
「あの人も死んだって言われてるな」
「史記ではそうですね」
「しかし仙人さんになったとも言われてるだろ」
別の書ではそう書かれています。
「あの人と同じか」
「伯爵さんは」
公では死んだとなっています、ですがどうも生きているみたいでそれで今二国もお話をするのでした。
第三千四百二十二話 完
2024・5・18
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