第6話:遅参勇者と焦る魔女@
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ぎの為の雑魚退治を繰り返すだけの私達と、常に大物狙いのグートミューティヒ……)
自分達とグートミューティヒを比べている内に、マドノに嫌味で無礼な事を言った商人の嫌味な顔を思い出して不安になった。
(大衆は果たしてどっちを信頼するか……マドノは『星空の勇者』と言うブランド名に胡坐をかいているけど……)
そして……脳裏に浮かぶは大勢に称賛されて胴上げされるグートミューティヒの姿。
(……私達……案外危ない所に立っているんじゃないのか?)
問題は、どうやってマドノ達を説得するかである。
巨乳美女へのセクハラを趣味とするフノクならまだしも、名声より経験値を重視して雑魚退治に余念が無いマドノと勝利の美酒に酔い過ぎてマドノの腰巾着に成り下がったンレボウの説得は、恐らく不可能だろう。
勇者とは本来、蛮勇の者を意味する言葉の筈だ。が、肝心のマドノは蛮勇とは程遠い経験値稼ぎの真っ最中……
功を焦りグートミューティヒに横取りされた手柄や名声を惜しむマシカルの、苦悩と胃痛の日々はまだまだ続くのであった。
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