第13話
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しい職場だ。俺の地上征服に存分に役立って貰おう」
「何を言っている!?私は罪深き許し難い罪人―――」
ハドラーちゃんの隣に異元扉がいる事に気付いて蒼褪めながら驚愕するりゅうおうもどき。
「あーーーーー!?罪深き許し難い罪人が!罪深き許し難い罪人に施された拘束がぁーーーーー!」
異元扉もまた、この展開に驚愕する。
「ちょっ!?こいつらを懲らしめてくれたんとちゃうんでっか!?」
ハドラーちゃんは自信満々に答える。
「何を言っている?そんな勿体無い事が出来るか?」
が、りゅうおうもどきは異元扉を成敗しようと動き出し、バルトスとガンガディアがそれに反応して身構える。
「こうなれば……わしが自らこの罪深き許し難い罪人を―――」
「やめんかぁーーーーー!」
ハドラーちゃんの怒号が、一発即発の雰囲気を一蹴する。
「地底魔城はお前達の新しい職場であり住処だ。それを破壊すれば、お前達は今度こそ居場所を失うぞ?」
だが、りゅうおうもどきとゾーマズレディは認めない。
「何を言っている私の目的はこの罪深き許し難い罪人に手を―――」
これ以上続けたら話が進まないと察したフレイザード2号は、突然ハドラーちゃんに向かって拍手した。
それにガンガディアがつられて拍手し、バルトスも拍手しバラモスエビル達も拍手し、りゅうおうもどきとゾーマズレディまでつられて拍手してしまった。
が、自分がとんでもない失態をしたと気付いたりゅうおうもどきが慌てて異元扉と対峙する。
「は!?わしとした事が!今は罪深き許し難い罪人の討伐に全力を注がねばならないと言う時に!」
「ちょっ!?さっきの拍手はなんやったんやぁー!」
と、完全にハドラー達にペースを握られたバラモスエビル達に反乱の余地は無かった。
手始めにフレイザード2号が勝手に自己紹介を始めた。
「私はフレイザード2号!1度は百合妊娠の術の発見に失敗して命尽き果てましたが、そこにいる可愛い娘さんに救われ、世界に百合の花をもたらす魔法使いとして再びこの世に生を受けましたぁー♪」
フレイザード2号の説明と百合萌えの女性の同性愛な性格に、呆れて固まるバルトスとガンガディア。
「百合ぃー……妊娠……?」
「女性同士の性交だけで赤子を産み出す……と?本当にその様な事が可能なのか?」
ハドラーちゃんが呆れ過ぎて笑顔になりながら首を横に振った。
「真に受けるな……叶わぬ夢だ」
それを聞いて慌てるフレイザード2号。
「ちょっとちょっとちょっと!?……それは流石に冷たかろうってぇー」
これ以上フレイザード2号の自己紹介を続けたら自分の頭が使い物にならなくなりそうなので、破邪の洞窟から盗み出したモンスター達に自己紹介を催促した。
「次!」
「ちょっとちょっとちょっと!?……それは流石に冷
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