第百二十八話 人は強くなってもその五
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「准教授までいったのよね」
「昔だから助教授でしょ」
「ガチで学者さんだったのね」
「それでもよ」
学者であったのにというのだ。
「あの程度よ」
「ある意味凄いわね」
「日本の学者さんって酷い人いるっていうけれど」
特に法学、経済学、歴史学がそうだという。教育もそうであるがこうした学問の世界ではマルクス主義の影響があまりに強くそこで思考停止してしまっているからだ。
「あいつを見たらね」
「わかるわね」
「禁治産者でもね」
そうではないかと言われている様な輩でもというのだ。
「なれるから」
「凄いわね」
「誰でもね」
それこそというのだ。
「なれるかもね」
「学者さんには」
「どんなあれでも」
「禁治産者でも」
「そうかもね、というか災害が起こせたら」
それならとだ、北海道の娘はあらためて思った。
「防げるでしょ」
「そもそもね」
「地震だってね、あんなの起こして何の利益があるのよ」
「大勢の人が死んでものが壊れるのに」
「大変なことになるのに」
「起こす理由がないわね」
「それなら防ぐわよ」
起こすのではなくだ。
「そもそもね、それでエネルギーをね」
災害のそれをだ、それこそその場を一変させるまでの圧倒的な力を。
「利用したらどうなのよ」
「凄いわね」
留奈もそれはと答えた。
「それが出来たら」
「それこそ原発以上によ」
そこまでのというのだ。
「物凄いエネルギーでしょ」
「地震とか台風の力って」
「神様みたいな」
「まあ神様がこの世を動かしてるし」
「神様の力よね」
「災害もね」
留奈は答えた。
「そうよね」
「とんでもない力だけれどね」
「その力でね」
それで以てというのだ。
「何が出来るか」
「利用出来たら」
「そう思うわ、それで私災害がね」
「今は一番怖いのね」
「特に地震と台風がね」
この二つがというのだ。
「怖いのよ」
「今はそうなのね」
「はっきり言って戦争よりもね」
「災害は怖いわね」
「戦争は防げるから」
政治によってだ。
「それに起こるのもわかるしね」
「事前にね」
「いきなり攻めて来るにしても」
そうであってもというのだ。
「まだ動きが情報でね」
「流れて来るし」
「防げるし」
そうしたものであってというのだ。
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