第三千四百十六話 日本にいるというけれど
[8]前話 [2]次話
第三千四百十六話 日本にいるというけれど
イタリアはフランスに首を傾げさせつつお話しました。
「ローマだったかな、兄ちゃんと一緒にいる時に」
「見掛けたのかよ」
「一緒にレストランの外の席で食べていたら」
その時にというのです。
「ふと通りにね」
「見掛けたんだな」
「ああ」
そうだというのです。
「似てるなって思ったけれど」
「今思うとか」
「あの人だったんじゃないかな」
「そうなんだな」
「今は日本にいてとかね」
イタリアもこの言葉を出しました。
「お話してたし」
「じゃあ間違いないか?」
「あの人かもね」
「その言葉間違いには思えないな」
フランスは直感で感じ取りました。
「やっぱりな」
「あの人まだおられるね」
この世界にです、イタリアもこのことを確信しました。もっと言えば前からある程度にしろ確信していました。
第三千四百十六話 完
2024・5・15
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ