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新ヘタリア学園
第三千四百十五話  そもそも当時では

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第三千四百十五話  そもそも当時では
 イタリアはフランスに言いました。
「大体あの頃に九十三歳まで生きたんだよね」
「公の記録だとな」
 フランスもこのことを認めます。
「そうだよ」
「当時で九十三歳ってね」
「仙人さんみたいだったからな」
「その時点でかなりだよ」
「そうだよな」
「それでね」
 イタリアはさらに言いました。
「とんでもない博学だったし」
「お金にも困ってなくてな」
「その知識やお金の入手先も出所もね」
「気になるな」
「本当にね」
 首を傾げてさえいます、そのうえでの発言です。
「あの人はね」
「謎だらけの人だな」
「それに俺も何十年か前に見掛けた気がするよ」
「お前もかよ」
 フランスはそれを見間違いとは考えませんでした、何故なら彼自身がシャンゼリゼで見掛けたからです。


第三千四百十五話   完


                    2024・5・15

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