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夢幻水滸伝
第三百四十八話 オクラホマ州掌握その十四

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「そうして戦っていきましょう」
「そしてな」
「あたし達も出陣して」
「戦おうな」 
 こう話してだった。
 デリーロ達はテキサス州に侵入してきたトウェイン達の軍勢百万にゲリラ戦を仕掛けることにした、早速だった。
 木陰や岩の裏側から弓矢や銃での攻撃が相次いだ、占領した街中でもそうした攻撃が続きそれでだった。
 トウェインは仲間達を集めてだ、彼等に言った。
「敵はゲリラ戦を仕掛けてきたわ」
「また難儀なことしてきましたね」
 ホイットマンはゲリラ戦と聞いてすぐに苦い顔になり応えた。
「少数で一撃離脱して攻めてきたり」
「何とかな」
「厄介な攻撃してきてますけど」
「それはな」
 まさにというのだ。
「遊撃戦や、これもな」
「ゲリラ戦術の一環ですね」
「そや、地の利はあっちにある」
 敵であるデリーロ達にというのだ。
「その地の利をや」
「最大限に用いて」
「そしてな」 
 そのうえでというのだ。
「ゲリラ戦術を仕掛けてるんや」
「あの、よく見ますと」
 今度はミッチェルが言った。
「街や村で攻撃して来る敵は」
「あっちの軍服着てるな」
「はい、それで物陰からです」
「攻撃してきてな」
「すぐにです」
「隠れたり逃げるな」
「そうしています」
 トウェインにこのことを話した。
「占領している場所でもです」
「潜入、潜伏してな」
「仕掛けてきています」
「海でもな」
 トウェインは自らこちらの話をした。
「魚雷艇とか小型の船使ってな」
「闇夜に紛れる等して」
「やっぱり一撃離脱でな」
 それでというのだ。
「攻めてきてるわ」
「そうしていますか」
「海のゲリラ戦術や」
「これが随分と厄介で」
 その水軍を率いるエリカが言ってきた。
「手を焼いています」
「そやな」
「何かと」
「港におってもな」
「港自体にです」
「攻撃仕掛けて来るな」
「はい」
 まさにとだ、エリカはトウェインに答えた。
「そうしてきます」
「基地も攻撃して来るしな」
「艦艇や人員だけやなくて」
「攻撃して即座に逃げる」
「施設についても」
「補給路でもそうしてきてや」 
 トウェインはさらに話した。
「川でもやるしな」
「まことに厄介です」
「それがゲリラ戦や、ほんまチクチクといつもやってきてな」
 攻撃を仕掛けて来てというのだ。
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