第五幕その九
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「物凄く美味しいから」
「だからなのね」
「どんどん食べてね」
こう言うのでした。
「皆で食べるしね」
「私達だけじゃなくて」
「皆で美味しい柿を食べて」
そうしてというのです。
「そちらからもね」
「楽しい思いをするのね」
「そうなりましょう」
こうしたお話もしてでした。
皆で公園の中を歩いてその景色や奇麗な空気それにそこにいる色々な生きものや木の実を見て楽しみました。そしておやつにです。
出店で売られていた柿を食べてです、おばさんもおじさんも笑顔になりました。
「ドロシーの言う通りね」
「そうだね」
お二人で言います。
「凄く美味しいよ」
「そうよね」
「いや、柿はこれまで食べたことがあるけれど」
「オズの国に来てからね」
「ここの柿は格別だよ」
「驚く位美味しいわ」
「しかも種もなくて」
「形も奇麗ね」
「この柿は富有柿っていってね」
そうしてとです、ドロシーが言ってきました。
「種のない柿だけれどこの街の柿の味はね」
「また違うのね」
「特別美味しいんだね」
「そうなの」
こうお話するのでした。
「これがね」
「そうなのね」
「これはいいな」
「もう一個食べたいわ」
「是非共」
「ええ、食べて」
ドロシーも笑顔で応えました。
「楽しんでね」
「うん、じゃあな」
「そうさせてもらうわね」
「それでね」
そのうえでというのです。
「明日もまた別のものをおやつの時にね」
「いただくのね」
「そうするんだね」
「そうよ、そしてね」
それでというのです。
「満喫しましょう。ティータイムもね」
「まさに今ね」
「三時だからね」
「楽しむけれど」
「それじゃあ今からなの」
「お茶もあるのかな」
「ええ、こちらのお店でね」
柿そして他の果物も売っているお店の隣にあるグリーンティーを出してくれるお店を見てお話しました。
「飲みましょう」
「ああ、グリーンティーね」
「このお茶もいいね」
「日本のお抹茶をね」
このお茶をというのです。
「冷やして甘くした」
「美味しいお茶よね」
「とてもね」
「柿に梨に蜜柑を食べて」
お店のそうした果物達を見てもお話します。
「グリーンティーも飲んで」
「ティータイムね」
「それになるね」
「そうよ、それを楽しんで」
そうしてというのです。
「ティータイムにしましょう」
「それじゃあね」
「グリーンティーも飲もう」
おばさんもおじさんも頷きました、そうして柿をもう一個いただいてです。
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