第十四話 微かに見えたその十五
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「カレーは美味くて」
「そのカレーを売り出す」
「その才能があるんだよ」
「本当に意外よね」
宇佐見も思うことだった。
「ヤツデンワニさんのことは」
「それでもな」
「現実に沖縄にまでお店あるし」
「日本全土にな」
「そう考えたら」
それならというのだ。
「凄い人ね」
「何かとな」
「じゃあカレーも食ったし休憩も摂ってるし」
桜田はそれでと言った。
「もう少ししたら行くか」
「いや、あと少し休むべきだ」
岩崎は逸る桜田を止めた。
「まだ休息に入ったばかりだ」
「だからか」
「あと十分はな」
それ位はというのだ。
「休むことだ」
「そうだな」
陣は岩崎のその意見に同意した。
「今日も暑いしな」
「暑いからか」
「熱中症になるって話しただろ」
桜田にこう返した。
「今な」
「ああ、だからか」
「あと十分位な」
「休んでか」
「それからだよ」
こう言うのだった。
「またな」
「ドクターマンを探すか」
「そうしような」
桜田に微笑んで話した、そして。
十分経っていざ出発しようとするとふとだった。
道行く人の中にある人物を見てだった、スタッグは言った。
「まさか」
「いたか?」
「そっくりだった、しかも」
桜田に確かな声で答えた。
「機械の反応もだ」
「あったんだな」
「そうだった」
まさにというのだ。
「今な」
「ならここにか」
「もう見えなくなったが」
人ゴミの中にだ、今街は行き交う者が多かった。観光地の商店街であるので出入りしている人も店員も多かった。
「しかしな」
「そうか、ならな」
「ドクターマンはここにいる」
「そうなんだな、じゃあな」
桜田はそれならとだ、強い声で言った。
「皆この街に集まってな」
「探すべきだな」
「そうだよな、それじゃあ」
「皆に連絡だ」
ゴーバスターズの面々は強い声で話した、そしてだった。
すぐに仲間達に連絡をした、そしてその街に集結したのだった。
第十四話 完
2024・3・15
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