第十四話 微かに見えたその十四
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「だからね」
「俺達だって休まないとな」
「熱を持ち過ぎない様にな」
「そうだよな、機械だってな」
桜田はまさにと答えた。
「休まないとな」
「そうだぞ」
「というか強制的に休まさせられるな」
「私達が動きたくてもね」
「当たり前だろ、ヒートアップしたら駄目だからな」
陣も言ってきた、陣はアイスコーヒーを飲んでいる。
「機械、ロボットだってな」
「時々休んでか」
「ボディを冷やすか」
「そうしているのね」
「そしてメンテナンスもな」
これもというのだ。
「しているんだよ」
「機械も休みなしではいられないな」
スタッグも言ってきた。
「やはり」
「ああ、本当に人間と同じでな」
「休息も必要だな」
「さもないとすぐに壊れるぞ」
「人間だとすぐに倒れてか」
「そうなってな」
それと共にというのだ。
「そうなるんだよ」
「そういうことだな」
「そうだよな、あとさっき恐竜屋でカレー食ったけれど」
桜田は昼食の話もした。
「美味かったな」
「そうだったな」
「こちらにもお店があってね」
岩崎と宇佐見はそれでと微笑んで応えた。
「美味しかったわね」
「食べてよかった」
「ああ、けれどあそこの社長さん今会長さんだったか?」
桜田も彼のことを話した。
「ヤツデンワニさんだったな」
「まさか会長が人間じゃないとかな」
「凄いことだな」
「そうよね」
チダもゴリサキもウサダも言うことだった。
「考えてみたら」
「よく生き残ったな」
「それで会社をやってるなんてな」
「それで全国チェーンにするなんて」
桜田はさらに言った。
「凄いよ」
「商才があるってことだ」
陣は桜田に話した。
「要するに」
「だからか」
「会長さんにまでなってな」
そうしてというのだ。
「お店を全国チェーンにまでな」
「したか」
「そうだ」
まさにというのだ。
「ヤツデンワニさんもな」
「意外な才能だな」
スタッグはこう言った。
「あの人の話を聞くとな」
「商才はだな」
「縁がない気がする」
こう陣に話した。
「だからな」
「俺もそう思っていた、しかしな」
「恐竜屋の今を見るとな」
「実際にだよ」
「あの人には商才があるんだな」
「そうだよ」
まさにというのだ。
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