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星河の覇皇
第八十六部第三章 学園の理事長としてその五十四

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「何故大航海時代から二次大戦まで欧州各国は他の世界を圧倒したか」
「無敵の半神の様に」
「それは何故か」
「産業革命以降は特にでしたね」
「まずは軍事力がだ」
 それがというのだ。
「あった、それも高度な技術を備えたな」
「それがあってでしたね」
「アステカやインカも滅ぼし」
「オスマン=トルコにも清にも勝ちました」
「人口では大きく劣り」
 本土のそれとだ。
「軍の数もだ」
「少なかったですが」
「それでも勝てたのはな」 
 それは何故かというと。
「技術力があったからだ」
「特に武器のそれに」
「アステカもインカも強大だった」
 どちらの中南米の帝国もというのだ。
「文明も発達していた」
「しかしでしたね」
「軍事技術は然程ではなかった」
「馬に乗らず鉄砲も使っておらず」
「鉄器もなかった」
「そうだったからですね」
「彼等に圧倒された」
 欧州各国ににというのだ、ここで言うのはスペインから来たコンキレスタドール達のことである。コルテスやピサロがそれだ。
「何かとミスもあったが」
「それと共にですね」
「そうした軍事技術の低さがだ」
「倒された要因ですね」
「その一つだ」
 まさにというのだ。
「そしてオスマン=トルコもそうでだ」
「清もですね」
「産業革命以降だが」
「技術力で圧倒され」
「勝負にならなくなった」
 欧州各国の最新兵器の前にだ。
「だから彼等は敗れてだ」
「植民地になっていきましたね」
「植民地には二度とならない」
 八条は強い声で言った。
「我々は我々の国を持つ」
「連合の絶対の考えですね」
「それを何があっても守る為にだ」
「義統様としては」
「数やシステムにな」
「その技術ですね」
「それを常に備えておくことをだ」
 それをというのだ。
「考えている」
「左様ですか」
「そうだ、そしてだ」
 それでというのだ。
「あの国に二度と攻められない」
「そうしていくのですね」
「数とシステムにだ」
「装備ですね」
「技術的に圧倒したな」
「では」
「軍事技術は日進月歩で進めていき」
 そうしてというのだ。
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