第三千四百十二話 イタリアに連絡して
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第三千四百十二話 イタリアに連絡して
フランスは連合国の面々とのお話の後でまずはイタリアに連絡を入れました。
「あの伯爵さん見掛けたんでな」
「伯爵さん!?まさか」
「そう、まさかだよ」
こう言うのでした。
「錬金術のな」
「あの人だね」
「ああ、それでこれから話さないか」
「俺の方から行くよ」
イタリアは自分から言いました。
「気になったから」
「そうしてくれるか」
「それに兄ちゃんオリンピックで忙しいよね」
その準備で、です。
「だからね」
「ああ、じゃあコーヒー飲みながら話そうな」
「それじゃあね」
こうお話してでした。
イタリアはフランスのお家に行くことにしました、そこで彼はフランスにこんなことも言いました。
「俺も十九世紀や二十世紀にね」
「あの人見たんだな」
「そんな気がするよ」
こう言うのでした、その人について。
第三千四百十二話 完
2024・5・13
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