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俺様勇者と武闘家日記
第3部
サマンオサ
7年後の真実
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っと思い悩んでいる私の様子をただ事じゃないと感じ取ったのか、ルークまでもが不安な表情を見せる。
「本当に大丈夫? もし心配なら、今から一緒にお城まで行ってあげるけど?」
「だっ、大丈夫だよ!! きっとあの三人のことだから、どこか寄り道でもしてるんじゃないかな!」
 待たせてもらっているのに、この上一緒について行ってもらうなんて忍びない。これ以上ルークの厚意に甘えるわけにもいかず、私は頑なに拒んだ。
「お城は日が沈むとすべての門を閉ざしてしまいます。噂では、城内にいる兵士ですら出入りができないとか。もしそれまでに戻らなければ、何かあったと勘繰ったほうがいいかもしれないですね」
「え……、そうなんですか?」
 神妙な面持ちで話すコゼットさんの言葉に、私の不安はさらに募った。
「それじゃあ遅すぎるよ。日暮れ前までに戻らなかったら皆を探しに行こう。ここはそう言う町なんだ」
 ルークの言うとおり、早めに判断した方がいいのかもしれない。私は頷くと、リビングに差す日の光がオレンジ色に輝くまで、この部屋で待たせてもらうことにしたのだった。


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