第百二十七話 お金の価値その十四
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「お金の価値も崩壊している国で」
「碌に食べものもなくてね」
それでというのだ。
「国民の人達は餓え死にしてるのに」
「将軍様だけはそうなのね」
「そうなのよ」
「ふざけてるわね」
「本当にね」
「それでね」
かな恵も呆れた顔で言ってきた。
「将軍様はよくて皇室反対って言う人がね」
「世の中いるわね」
「おかしいわよね」
「馬鹿でしょ」
富美子はそうした考えの持ち主について一言で言った、もうそう言う以外言葉がないといった感じだった。
「だってあそこ共産主義でしょ」
「そうなってるわね」
「共産主義って世襲ないでしょ」
「身分もね」
「そうなのに」
そうした建前になっている、実際は高官の縁者達は優遇されていたのはソ連から同じことであった。
「あそこはあるしね」
「世襲も身分もね」
「それでね」
それと共にというのだ。
「そこまで贅沢三昧ね」
「国民の人達が餓えていて」
「それで軍隊にばかり力を入れて」
「贅沢三昧ね」
「しかも悪いこと散々やってて」
「偽札に麻薬に」
かな恵はその悪事の話をした。
「テロとかね」
「殆ど特撮の悪の組織よね」
「人権なんてないしね」
「それでそんな国はよくて」
「日本は駄目で」
しかも日本の過去を捏造までして攻撃する。
「皇室もなのよ」
「将軍様はよくて」
「そんな人もいるのよ」
世の中にはというのだ。
「日本にね」
「もうそんな人は一言しかないわ」
富美子はまたこう言った。
「馬鹿でしょ」
「他に言葉ないわよね」
「だって五千億でしょ」
「将軍様の贅沢費がね」
「あんな最貧国で」
普通に国家予算の一割以上は占めている。
「国民の人達餓えているのに」
「軍隊ばかりでね」
「それでその国はよくて」
「日本それに皇室は駄目なのよね」
「皇室は六百億円よ」
宮内庁の年間予算はというのだ。
「しかも食べものあって」
「経済力もね」
「世界で何番目かなのに」
そうした状況だがというのだ。
「日本は駄目って」
「おかしいわよね」
「変態か」
それこそというのだ。
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