第5話:怪奇現象はポケモンにお任せ
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そうに鳴いたのであった。
後日、抵抗虚しく賞金稼ぎ達に捕まったマルス王が、革命軍の手によって処刑された。
それでもなお復権と返り咲きを諦めていないマルス王は、軍事力の必要性と軍事費として使われる筈だった資金を福祉や教育に回す革命軍の愚かさを訴えたが、過剰な増税に苦しんでいた国民の耳に届く事は無く、寧ろ、マルス王の死を知ってお祭り騒ぎの様に大喜びしたそうだ。
そんなマルス王に対し、グートミューティヒの意見は、
「力はただ強ければ良いってモノじゃない。自分の身と大切なモノを護れて、それでいて相手の恐怖心を煽らずに済む、そんな絶妙なバランスが1番なのさ。そんな黄金比を無視するから、ムウマの様な恐怖を煽って利用しようとする敵を呼び寄せる結果になった……そう言う事さ。でも……」
マルス王の軍事力強化を目的とした増税に反対しつつも、何度も迫害されて駆除されるポケモンを見て来たグートミューティヒはムウマに追い詰められて賞金稼ぎ達に捕まったマルス王の弱々しさに同情の念を持ってしまう。
「それでもやはり、自分の意見が誰にも受け入れられないのは……悲しくて寂しいよな……」
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