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夢幻水滸伝
第三百四十八話 オクラホマ州掌握その四

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 二人はまずは十万の援軍を待った、そしてだった。
 その十万の援軍が来るとだ、二人はすぐにオクラホマ州南部への侵攻を本格化させそうしてであった。
 そのうえでだ、オクラホマシチーとテキサス州を結ぶ補給路に攻撃をはじめた、線路や道路を空爆し。
「輸送される物資も奪うか破壊する」
「そうしてな」
 スタインベックは機械化部隊を率いて敵の輸送部隊を攻めてトラックや馬が運んでいる敵の物資を奪いつつ共にいるオニールに話した。
「敵の継戦能力をや」
「奪いますね」
「そうしてく、補給路を断って」
「物資を奪うなりして」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「オクラホマシチーを日干しにするんや」
「日干しになれば」
「もう戦えへんからな」
「撤退するしかないですね」
「この補給路は退路でもあるし」
 敵軍から見ればというのだ。
「是非な」
「それで、ですね」
「それでや」
「攻めていきますね」
「そや」
 まさにというのだ。
「こうしてな」
「そうしていきますね」
「いや、最初は街を攻めるつもりやったが」 
 スタインベックは当初の戦略の話をした。
「オクラホマシチーをな」
「おいらもでした」
「それで二人で戦略戦術を練ってたが」
「それよりもですね」
「トウェインさんの考えはな」
 彼のそれはというのだ。
「敵の後方のや」
「補給路それに退路を攻める」
「そうしてな」 
 そのうえでというのだ。
「後方を脅かしかつな」
「敵の戦力を奪う」
「日干しにするもんやったが」
「それがですね」
「正解やな」
「そうですね」 
 オニールも確かにと頷いた。
「ほんまに」
「オクラホマシチーは州都で州の中心にもあって」
「州の交通の要衝で」
「産業も栄えてるさかいな」
 だからだというのだ。
「その守りは堅固や」
「州で一番ですね」
「そやからな」
「攻めても」
 そうしてもというのだ。
「そうはや」
「攻略出来へんです」
「援軍が来たら攻めるつもりやったが」
 当初の考えをさらに話した。
「しかしな」
「それで攻めても」
「結構な損害が出てたわ」
「そうなることは避けられへんかったですね」
「それで街にも損害が出てたわ」
「強い力同士がぶつかりますと」
 オニールは学校で習った物理の授業を思い出しつつ話した、力学やそうしたものの公式が思い浮かばされている。
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