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夢幻水滸伝
第三百四十八話 オクラホマ州掌握その三

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「後方のテキサス州まで続く」
「補給路を叩きますね」
「そうする、これまではそっちも守りが堅固でな」
「中々手を出せませんでした」
「援軍が来たらな」 
 十万の彼等がというのだ。
「その援軍も加えてな」
「攻めて」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「敵を叩くで」
「そうしますね」
「補給路を叩けば」
「当然オクラホマシチーの補給に難が出て」
「戦えん様になるわ」
「街を直接攻めるよりええですね」
「来た列車砲は街への牽制に用いて」 
 攻略ではなくそちらにというのだ。
「主に攻めるのはや」
「補給路ですね」
「別に街を攻略したり敵を殲滅せんでもええわ」 
 考えてみればとだ、トウェインは腕を組み真剣に考える顔になってそのうえでオニールに対して話した。
「手に入れればや」
「それでええですね」
「それでや」
「補給路を攻めますね」
「トウェインさんが言われる通りな」
「そうしますね」
「トウェインさんは戦がわかってるな」
 微笑んでこうも言った。
「やっぱりな」
「神星の中で武を司る六将星野方だけあって」
「それで攻め方もな」
 敵に対するそれもというのだ。
「よおな」
「ご存知で」
「それでや」 
 その為にというのだ。
「街を攻めるよりもな」
「補給路ですね」
「もっと言うと戦わずして勝つがな」
「最善ですね」
「そうした考えの人やけどな」
「戦うとなるとですね」
「ほんまな」 
 まさにというのだ。
「下手に街を攻めるよりな」
「補給路を攻めることですね」
「後方の物資や軍事施設を攻撃したりして」
 その様にしてというのだ。
「それでや」
「戦うべきですね」
「どんな強い軍隊も食料や武器や兵器がないと戦えへん」
 このことはこの世界でも同じである、空腹そして徒手空拳で戦える者なぞ存在する筈がないということだ。
「そやからな」
「そうした場所を攻撃することですね」
「そういうことや」 
 まさにというのだ。
「ほんまな」
「そやからですね」
「わい等もや」
「補給路を攻めますね」
「そうしよな」
「わかりました、では州の南部への侵攻も本格化させ」
 オニールはそれでと応えた。
「そのうえで、です」
「補給路にも軍を向けてな」
「攻めましょう」
「そうしよな」
 こう話してだった。
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