第五幕その四
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「イスラム教ではイーサーって呼ばれているわね」
「オズの国にもムスリムの人はいてね」
「それでそちらでは最後の最後までお元気ね」
「コーランではおおむねそうだね」
「聖書では悲しい結末でも」
「コーランでは違うよ」
そうだというのです。
「あちらではハッピーエンドが多いよ」
「そうなっているわね」
「そこは宗教の違いだね」
「それそれのね」
「イエス様が生きておられるなんて」
おばさんはこのことについても言いました。
「最初信じられなかったわ」
「全くだよ」
おじさんも言いました。
「イスラム教じゃそうだなんて」
「宗教によってそれぞれなんだな」
「キリスト教だけじゃないのね」
「オズの国ではってなったよ」
「オズの国だけでなくてね」
それでと言うドロシーでした。
「実は外の世界でもなのよ」
「同じね」
「それぞれの宗教と宗派があるんだね」
「それで仲よくすべきね」
「一緒にあるべきだね」
「そうよ、オズの国に来てわかったの」
ドロシーもというのです。
「この国の色々な宗教や宗派が仲よくしているのを見て」
「そしてなのね」
「ドロシーもわかったんだね」
「そうよ」
まさにというのです。
「そうしたものだって。そして外の世界でもよ」
「本当はそうなのね」
「仲よくあるべきだね」
「人の考えはそれぞれで」
そうであってというのです。
「そしてね」
「信仰もそうね」
「それぞれだね」
「そうよ、だからさっきはアルテミス女神の神殿にお参りして」
「今度はキリスト教の聖堂ね」
「お祈りしていいんだね」
「そういうことよ」
笑顔でお話します、そんなお話をしてです。
聖堂の後は街の中心地を歩きます、そちらも中世のドイツを思わせる街並みでとても奇麗でした。赤い煉瓦の道もです。
とても奇麗で、です。カルロスはこんなことを言いました。
「あの、実は欧州の街って長い間」
「どうしたの?」
「道の端にゴミとかを捨てていて」
そうであってというのです。
「かなり汚かったんですよね」
「そうらしいわね」
ドロシーもこのことを知っていました。
「外の世界では」
「ですがオズの国では奇麗ですね」
「ゴミはちゃんと捨てていてね」
そうしていてというのです。
「上下水道もちゃんとあるから」
「それで、ですね」
「誰も道の端にゴミを捨てたりしないからよ」
「奇麗なんですね」
「ゴミをちゃんと捨ててね」
「処理する様にして」
「それで水道も整えたらね」
そうすればというのです。
「街もね」
「奇麗になりますね」
「そうよ、事実この街もね」
「凄く奇麗ですね」
「匂いもしないでしょ」
「いい匂いがします」
ゴミ等の悪臭がす
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ