第五幕その二
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「中華街もあるのよ」
「そうだね」
「色々な場所があるね」
「中華街に行くと」
そうすればというのです。
「ここは四川料理が有名なのよ」
「あの辛いお料理だね」
「そちらなんだね」
「そちらは明日のお昼にね」
その時にというのです。
「楽しみましょう」
「今日のディナーはファアグラとトリュフでだよね」
臆病ライオンが言ってきました。
「ホテルでいただくんだね」
「ええ、そこにお野菜とね」
これにというのです。
「鹿が出るそうよ」
「鹿肉だね」
「そちらのお肉もね」
フォアグラとトリュフだけでなくというのです。
「出るのよ」
「尚更いいね」
「そうでしょ、だからね」
それでというのです。
「鹿肉そして他の山や平地の幸もね」
「楽しめばいいね」
「今夜もね」
「それは楽しみだね」
「いやあ、もう今からお腹が空いてきたよ」
腹ペコタイガーは舌なめずりをして言いました。
「本当にね」
「貴方らしい言葉ね」
「そうだよね、それじゃあね」
「いただくわね」
「晩ご飯もね」
「それじゃあね。それとこの街のジャガイモもね」
このお野菜もというのです。
「美味しいのよ」
「へえ、ジャガイモも美味しいんだ」
「そうなの」
これがというのです。
「とてもね」
「そのことも期待していいんだね」
「色々なジャガイモ料理があるしね」
この街にはというのです。
「お肉や山菜だけじゃないのよ」
「ジャガイモもだね」
「美味しいのよ」
「畑で採れて」
「そうしてなのよ」
こう腹ペコタイガーにお話するのでした。
「とても美味しいのよ」
「そういえばあそこにジャガイモのお店ありますね」
カルロスは今自分達がいる場所から少し離れたところにある茹でたジャガイモを売っているお店を見ました、そこでは恰幅のいいカドリングの服を着た中年のおじさんがにこにことして茹でられたジャガイモを売っています。
「美味しそうですね」
「ジャガイモにバターを乗せて食べてますね」
ジョージはその店のお客さんを見て言いました。
「美味しそうですね」
「ほくほくとしたジャガイモの上のバターが溶けて」
そうしてと言う神宝でした。
「見ているだけで涎が出そうですよ」
「若しお昼食べたばかりじゃなかったら」
ナターシャはそれならと言いました。
「私達も、ですね」
「実は茹でたジャガイモに塩辛や海胆を乗せても美味しいんですよ」
恵梨香はその食べ方をお話しました。
「どちらも海の幸ですけれど」
「日本ではそうしてジャガイモを食べるの」
おばさんは塩辛や海胆と聞いて目を丸くさせました。
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