第十四話 微かに見えたその十二
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「絶対にね」
「皆でだね」
「運命をね」
それが敗れるものであってもというのだ。
「変えてくれるわ」
「この言葉信じられますね」
また父が息子に言ってきた。
「望も」
「うん」
望の返事は決まっているかの様なものであった、そしてその返事を言葉に出してからさらに言うのだった。
「僕もね」
「そうですね」
「だってね」
信じられる理由も話した。
「ずっとね」
「見ていたからですね」
「皆をね」
ゴセイジャーのというのだ。
「だからね」
「それで、ですね」
「信じるよ」
望は絶対にと言い切った。
「僕もね」
「私もですよ」
天知もその通りだと答えた。
「そのことは」
「お父さんもなんだ」
「そうです」
まさにというのだ。
「このことは」
「そうなんだ」
「ですから」
「皆を信じます」
「ゴセイジャーの皆を」
「他の方々も」
彼等もというのだ。
「同じです」
「信じるんだね、お父さんも」
「そうですよ」
「何かね」
父の言葉を聞いてだ、息子は言った。
「凄く力がいるよね」
「信じることもですね」
「だってね」
さらに言うのだった。
「それって最後までその人がやってくれるって」
「思ってです」
「任せることだね」
「そうです」
「それってね」
そうすることはというのだ。
「本当にね」
「勇気が必要ですね」
「だからね」
そうであるからだというのだ。
「物凄くだよ」
「勇気がいるよ」
こう父に話した。
「とんでもなく」
「その通りだよ」
黒木も言ってきた。
「それが出来るにはね」
「勇気が必要ですね」
「相手の人を信じることもね」
「そうですよね」
「若しかしたら」
カレーを食べる手を止めてだ、黒木は話した。
「その人が信じられない」
「そうした人だっていう可能性もありますね」
「ゴーバスターズの彼等は信用出来て」
そうであってというのだ。
「ヴァグラスの二人もだよ」
「エンターやエスケイプも」
「味方ならね」
そうであったらというのだ。
「信じられもバスコはどうかな」
「絶対に無理です」
望は即座に答えた。
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