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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第136話 女の戦い!魔王セラフォルー・レヴィアタンの本気!
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見つけた生きがいを失って溜まるか!)


 ずっと生きる意味に飢えていた、心から生きていて良かったと思えることを実感して見たかった。


 そして俺はついに見つけた。憎しみだけでなく純粋に勝って奴を超えたいという欲求が出来たんだ。


 必死に生に手を伸ばそうとした時、俺の中で何かが目覚めたような気がした。体から力が湧き上がってがむしゃらにその場を後にした。


 そして気が付くと俺は見知らぬ空間にいた。


「なんだ、ここは?」
「目が覚めましたか?」
「あんたはコカビエルに接触した……」
「ジョアと言います」
「曹操だ。気を失って倒れていたお前をここに運んだのは俺さ」


 そこにいたのは俺達に接触してきた道化師のような恰好を舌男と槍を持った男だった。


「お前らが俺を助けてくれたのか?何が目的だ」
「そう警戒しないでください。私が貴方を助けたのは利用価値があると思ったからです。とりあえず食事でもいかがですか?」
「……よこしな」


 俺は何故か異様に腹が減っていたので毒があるかもしれないのに差し出された料理を口に運んだ。


「な、なんだッ!?こんな美味いものは初めて食べた……!?」


 今まで食事など一度も楽しめなかった俺が初めて美味いと思った。


「美味しいでしょう、それはグルメ界の食材で作った料理です。この世界の貧相な食材では決して出せないのがその旨味です。もっとも貴方はグルメ細胞に目覚めたのでより美味しく感じるのでしょうが」
「グルメ細胞?それってあんたがコカビエルやバルパーに与えたあの細胞か?でも俺にはくれなかったじゃねえか」
「当然ですよ、貴方は既に持っていたのですから」


 そして俺はジョアからグルメ界について話を聞いた、グルメ細胞やGODなど様々な情報を一気に与えられた俺は正直混乱した。


「……異世界にグルメ細胞、俺のオリジナルである英雄シグルドはそこの人間……頭が痛くなってきたぜ」
「ですが事実です」
「みたいだな……それであんたは俺に何を望むんだ?」


 俺はジョアにそう聞いた。さっきも利用価値があるとか言っていたし何かさせる気ではあるんだろう。


「話が早くて助かります。貴方には私が研究している『究極の肉体』を生み出すための実験台になってほしいのです」
「究極の肉体だぁ?ついさっき最強の聖剣とかを失敗したばかりだぜ?」
「そんな愚かしいものと私の計画を一緒にしないでください。その実験で貴女に強いボディを与えてあげますよ、その聖剣など棒切れに感じる程のをね……」
「……リスクはあるんだろう?」
「当然あります。まだ試作段階なので寿命をどうしても縮めてしまうのです。その体になったら恐らく1年ほど、全力
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