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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第136話 女の戦い!魔王セラフォルー・レヴィアタンの本気!
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佐能乎!押しつぶせ!!」


 私に気が付いたカトレアちゃんは須佐能乎に巨大な黒い炎の剣を握らせて振り下ろしてきた。


「やあああぁぁぁぁぁぁっ!!」
「がはっ!?」


 でも私の拳はその炎の剣を一瞬で消し去ると須佐能乎に激突した、そして須佐能乎を真っ二つにすると中にいたカトレアちゃんを押さえつけて壁に叩きつけた。


「カトレアちゃん、これでもう何もできないね。私の勝ちだよ」
「……セラフォルー、何故私を殺さない?私は今の悪魔の世界を破壊しようとした裏切り者なのよ?」
「言ったでしょ、カトレアちゃんは友達だって」


 私がここまでカトレアちゃんに固執するのは彼女が初めて出来た女友達だからなの。


 私は幼いころから強大な魔力を持っていて将来を期待されていた。でも他の貴族の子達はそんな私を怖がったり邪魔な存在だと思って近寄ってこなかった。


 一応サーゼクス君が友達だったけど女の子の友達も欲しかった私は寂しい思いをしていた。


 そんな私に声をかけてきたのがカトレアちゃんだった。


『貴方がセラフォルー・シトリー?私はカトレア・レヴィアタン、いずれ魔王になる存在よ。貴方とっても強い魔力を持っているようね、将来冥界を背負う者として強い悪魔を部下にしておきたいの。私に忠誠を誓いなさい、セラフォルー。貴方を私の右腕にしてあげるわ』


 人によっては傲慢にしか感じないだろう、でも私はたとえ打算的とはいえ声をかけてもらえたのが嬉しかった。


「カトレアちゃんは私が嫌いなんだろうけど私はずっと覚えているよ、カトレアちゃんに声をかけてもらえた嬉しさをね」
「……本当にどこまでも甘いのね、セラフォルー。でもだからこそ貴方は強いのでしょうね」


 カトレアちゃんは私を見て苦笑する。


「待ってて、今治療できるところに連れて行ってあげるから」
「その必要はないわ。なぜなら私はもう死ぬでしょうから……がはっ!」
「カトレアちゃん!?」


 吐血したカトレアちゃんの右腕がまるで石のように固まっていく、そしてそれは体の方にも侵食していたの。


「カトレアちゃん!一体どうしたの!?」
「力を強化するために飲んだ薬……やはりリスクがあったようですわね……」
「薬!?」
「セラフォルー……貴方の事は今も嫌いです。でも最後まで私に手を差し伸べてくれた事、正直嬉しかったですわ……」
「そんな!嫌だよ、カトレアちゃん……!」


 でも私にはどうすることもできない、与作さんの所に連れて行こうにも固まる方が早くて間に合わないよ……!


 お願い、誰か……誰かカトレアちゃんを助けて!


「ノッキング!」


 するとそこに緑色の髪をリーゼ
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