第三千三百九十九話 そこまで生きられると
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第三千三百九十九話 そこまで生きられると
日本はジョナサン君を観つつ思いました。
「百七十年前はまだ穏やかでしたね」
「幕末に入る前でしたね」
「そこから少し経ってです」
日本はセーシェルにお話しました。
「黒船が来まして」
「ペリーさんの」
「それまでも海外の慌ただしさは聞いていましたが」
それでもというのです。
「その頃はです」
「まだ穏やかでしたが」
「そうでした、彼が生まれた頃は」
「そしてそこからですね」
「今に至ります」
そうだったというのです。
「振り返ると色々ありました」
「百七十年の間に」
「そして二百五十年となりますと」
エスメラルダちゃんの予想される最高齢です。
「尚更ですね」
「気が遠くなる様な昔ですね」
セーシェルにとってはです、日本も歴史が長くその頃のことも覚えています。江戸時代のその頃のことをです。
第三千三百九十九話 完
2024・5・7
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