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異界って本当に怖いのか?
食事後の世間話

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レストランでのディナーを終え帰り道で半缶が言った。「そういやルイ、レストランで読んでたあの新聞内容なんだったの?」「え?あれは冷気機関とスオミのあー...そうインタビュー」
少し困惑し半缶は質問した。「...スオミってのは頭に銃突き刺さってる奴のことか?」
ルイも少し困惑しルイが言った。「...まあそうじゃなきゃ何?もしかしてフィンランド語とかのことだと思いましたか?」
半缶はやはりあだ名は必要だと思った。
-why?-
半缶は突然そう聞こえた...気がした。半缶は少し驚きなんとなくルイの方を見た。ルイの口は口角がやけに上がっておりその完全に白い口には横倒れになった黒い雷の様なギザギザした線がついていた。半缶は驚いた。何世紀も一緒にいたのに一度もその様な“線”は一度も見たことが無かったからだ。別世界の人間がする歯のみを閉じた笑顔的なものなのだろう。半缶は訝しんだ。...いや目玉一つしかないけど...まあともかく不信に思った。そう考えているとルイが言った。
「もしかして...日本人の君には解らなかったのですか?(笑)」
半缶はイラついた。日本人じゃない倭国民兼ジパング民兼大日本帝国民だよ馬鹿野郎と。
まあいいかと半缶は思い少し気を緩めた。それと同時に立場が五段階位上だからしょうがないとも思った。
そんなこと考えているとルイの雷の様なギザギザの線は徐々に細くなり消えた。その線の消えた真っ白な口は何処かに通じているように見える。
大丈夫だきっと問題無い。まあ血管は除くが。
ルイが言う。「ねえそういえば今メールで“眄悧彌”の人達が開催するパーティーの招待を受け取ったけど...行く?」
ルイは何故スパムメールとか疑わないんだろう。まあ怠惰な性格をしているからしょうがないが。
「...まあ行っていみようか」半缶はそう言った。
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