第32話
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ン)”―――――どうやら”縁”があるみたいだね?」
メルキオルはヴァンを思い浮かべて意味ありげな笑みを浮かべた。
〜某所〜
「―――――やはり”こちら”でしたか。」
撤退場所にボートを接岸させたメルキオル達がどこかに向かおうとしたその時女性の声が聞こえ
「へ。」
「な―――――」
「馬鹿な……貴様らは………!」
声が聞こえた方向に視線を向けたメルキオル達が目にした光景は自分達を待ち構えていたリアンヌとデュバリィ達”鉄機隊”であり、リアンヌ達を目にしたメルキオルは呆けた声を出し、ヴィオーラは絶句し、アレクサンドルは信じられない表情でリアンヌ達を見つめた。
「フフ、お初にお目にかかるな、アルマータの幹部達よ。」
「そしてメンフィル帝国からの要請の関係で私達が急遽この煌都に訪れた事で、私達とマスターと邂逅してしまった事には運が悪かったわね。」
「指名要請はアークライドのせいで、滑稽なことになりましたが……………”A(エース)”である貴方達と邂逅した以上、貴方達を抹殺する一員としての務めを果たさせてもらいますわ。」
アイネスとエンネアは不敵な笑みを浮かべ、デュバリィは真剣な表情で呟いた後それぞれの武装を構え
「クッ……まさか”鉄機隊”どころか”槍の聖女”まで”エースキラー”の一員だったとはね……!」
「たかが一マフィアの撲滅の為に”槍の聖女という化物の中の化物”まで投入するとは……容赦の無さに関してはボスとも並ぶようだな、メンフィル・クロスベル連合は。」
「え、え〜っと……アルマータ(ぼくたち)は煌都から完全に撤退するし、2度と煌都に手出ししない事を約束するから、その代わりにこの場は見逃して欲しいんだけどな〜?」
それぞれ武装を構えたヴィオーラとアレクサンドルは厳しい表情を浮かべてリアンヌ達を見つめ、メルキオルは冷や汗をかいて表情を引き攣らせながらリアンヌ達に対して交渉を持ちかけた。
「既に煌都―――――メンフィルの民達を惨いやり方でその手にかけた挙句、アルマータ(貴方達)を滅する為に結成されたエースキラー(我々)がそのような”戯言”に耳を貸すとでも?」
対するリアンヌは静かな口調で呟いた後自身の武装であるランスを構え
「だ、だよね〜………幾ら僕達でも、君達とまともにやり合えるなんて無謀な事は考えていないから………ここは逃げさせてもらうよっ!!」
「クソッタレ!”鉄機隊”どころか”槍の聖女”なんて化物まで出張ってくるとか幾ら何でも想定外過ぎだろう……!」
「幾ら死兵とはいえ、”決戦への道のり”もまだ完成していないこの状況で”犬死”する訳にはいかん……!」
リアンヌの構えと答えに冷
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ