第32話
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ァン達に声をかけた後それぞれリアンヌに続くように転位で去り、ジト目になってリィンを思い浮かべてブツブツ呟いていたデュバリィはギエンとヴァンをそれぞれ順番に睨んで指摘した後転位で去って行った。
「去ったみたいですね……」
「ああ……ったく、”鉄機隊”どころか”槍の聖女”まで出張ってくるとか、誰が予想できるかっつーの。お陰で、俺まで後でリア充シスコンハーレム剣士を慕う女連中の嫉妬関連の八つ当たりに巻き込まれるかもしれない事態になっちまったじゃねぇか。」
「自業自得ね。幾ら穏便に解決するためとはいえ、今回の件に一切関わりがない”彼”まで巻き込んで……”神速”の言う通り、アシェンさんの件でエリスさん達に”色々と責められるかもしれないこと”に今から”覚悟”しておくことね。」
リアンヌ達が去った後呟いたフェリの言葉に頷いた後疲れた表情で呟いたヴァンにエレインがジト目で指摘した。
「コイツはお嬢さんが”聖女”に”覚悟”を示した”証”のようなものだ。ギエン老に呑ませてやれ。」
「ええ……!―――――ほら、??、この薬を呑んで……!」
エレインの指摘に反論がないのか肩を落としたヴァンはアシェンに近づいてリアンヌから貰った霊薬を渡し、霊薬を渡されたアシェンはギエンに駆け寄って霊薬を呑むように促した。
「それは今後のルウ家の為にとっておけ………この程度の傷で使う等猫に小判のようなものだ。」
「意地張っている場合じゃねぇだろう、爺さん……!アシェンの”覚悟”を無駄にするつもりか!?」
「いえ……確かに負っている傷は酷いですが、どれも急所は外れているようですから、”致命傷は負っていません”。ですから、ギエン老の仰っている事も強ち間違っていないかと。」
「という事は”槍の聖女”はあの人外じみた攻撃で”あえて急所を外していた”のですか……」
「噂以上に”化物”すぎだろ……」
霊薬を呑む事を拒んでいるギエンを見たアーロンが真剣な表情で指摘している中、ギエンが負っている傷を見てある事に気づいたクレアの説明を聞いたタリオンは驚き、マーティンは疲れた表情で呟いた。
「フウ、仕方ないわね。―――――マティも手伝ってくれるかしら?」
「ええ、勿論。」
するとその時溜息を吐いたユエファがマルティーナに声をかけてギエンに近づいてそれぞれ治癒魔術をギエンにかけた。するとギエンが負った傷は塞がり始め
「治癒の魔術……!」
「ま、二人とも”天使”なんだから使えて当然だな。」
二人の治癒魔術を見たアニエスが驚いている中ヴァンは苦笑しながら見守っていた。
「はい、これでもう大丈夫よ。」
「ありがとう、小母さん……!―――――じゃなくて!?どうしてあた
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