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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第135話 戦いは続く!イッセーを狙う執念の刺客!
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いんだよ、なにをしても心から満たされたことは無い。自分が生まれた意味、やりたいこと、何一つ分からなかった……君と出会うまでねぇ」


 フリードはねっとりとした視線を俺に向けて気持ち悪い笑みを浮かべた。


「覚えてるかい、イッセー君?君と俺が初めて出会ったあの日の夜を……俺は君を雑魚だと思い込んで殺そうとした。でもあっさりと返り討ちにされて挙句命も見逃された」


 フリードは自身の頬を撫でながら話を進める。


「心底キレたね、俺をここまで舐めやがってって……でも同時に心の中に怒り以外の感情も目覚めていた。初めは俺も分からなかったが後になって理解した、俺はイッセー君に勝ちたいんだって」
「……」
「俺があそこまで何もできずにボコボコにされたのは君が初めてだった!だから俺はコカビエルに取り入ってエクスカリバーを貰い今度こそ君を殺そうと思ったんだ。まあ結果的には君とは戦う事すらできずに挙句にはバルパーのクソ野郎に殺されかけたけどね」


 ヘラヘラと笑いながらフリードは俺に視線を向けた。


「イッセー君を殺せずに死ぬのか……そう思いながら俺は死を迎えようとした。でも奇跡が起きたんだ、俺の中に眠っていたグルメ細胞が目覚めて生を掴んだ!」
「グルメ細胞だと!?」


 俺は奴のグルメ細胞という言葉に驚いた。つまりこいつは俺や小猫ちゃんみたいに最初からグルメ細胞を体内に宿していたという事だ。


「まさか英雄シグルドは……!?」
「さっすがイッセー君、察しが早いね。その通りさ、俺のオリジナルである英雄シグルドはG×Gの人間だったんだよ!」


 俺達みたいにG×GとD×Dを行き来している人間は他にもいるんじゃないかと思ってはいたが、まさか英雄の一人がそうだったとは……


 そしてそのコピーであるフリードにもグルメ細胞があったという訳か、最悪の可能性が実現してしまったか。


「正直に言うとさ、俺は黒幕ちゃんにグルメ細胞をやれないって言われたんだよ。最初はマジでショックだったぜ、なにせバルパーすら貰えたのに俺は駄目だったんだからな。でも後になって分かった、俺はとっくにグルメ細胞を持っていたからあげないって意味だったってな!」
「お前もやはりD×Dにグルメ細胞をバラまいている奴を知ってるんだな?一体何者なんだ!」
「知りたきゃ俺と勝負だ!君のために俺はこ〜んな素敵なボディを用意してあげたんだからね?」


 フリードは全身を隠していたフードを勢いよく外した。


「なんだ、その体は……!?」


 そして奴の体を見て俺は驚いた。様々な生物の体を混ぜ合わせて作ったような異質な体……そして奴の全身から凄まじいオーラを感じ取った。


「これが俺の新しい体だ!G×Gの人
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