第六話 獣の力その六
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の近代的かつスポーティーな内装の社内に入った。まずは様々な師匠達と会うのだった。
「猫に蝙蝠に鮫にペンギン」
「象にゴリラにガゼルか」
「成程ね」
誰も驚きはしない。
「宜しく御願いします」
「あれ、驚かないの」
ランがその彼等に対して少し意外な顔になって問い返した。
「皆最初は結構驚くのに」
「いや、恐竜屋なんかワニが会長だしな」
「ヤツデとデンワまで一緒になった」
「そんなのだし」
その恐竜屋がそもそもそうなのだった。
「獣だっているし」
「マンドラゴラとかズバーンとか」
「炎神もあるし」
「俺もいるからな」
ドギーもしっかりと同行している。サングラスをかけている。
「特にだ」
「今更ってわけなんだね」
「向こうだって凄いじゃない」
敵の方も話すのだった。
「外見だけじゃなくて中身も」
「もう何も考えてないのばかりだし」
中身の方が大事だというのだ。まさに正論である。
「そんな連中ばかりだから」
「そうなのか。じゃあ猫でも何でもいいんだな」
「ああ、そうさ」
「外見はどうでもいいわ」
こうジャンにも応えてだった。師匠達については誰も驚かないのだった。
「左様か。それはいいことじゃな」
「そうだな」
マスターリーがマスターシャーフーの言葉に頷いている。
「人は外見ではない」
「それがわかっているということは大きい」
「まああれだよ。明るく楽しく」
「そうそう」
マスターキンポーとマスターチェンも言う。
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