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夢幻水滸伝
第三百四十七話 オクラホマの攻防その三

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「民の誰もがそうで」
「将兵もですね」
「同じや、それでや」
「ここはですね」
「浸透作戦を行っても」
「補給を考えさせて」
「綿密に連絡を取り合って」
 貝殻を出して話した。
「これを渡すさかいな」
「それで連絡を取り合って」
「補給が乏しくなるとな」
 その時はというのだ。
「すぐに戻って合流してな」
「補給を受けさせますね」
「そうする、食料や弾薬をな」
 そうしたものをというのだ。
「受け取ってもらう、武器もな」
「壊れたり傷んでいれば」
「交換したり修理する」
 そうもするというのだ。
「食料も弾薬も武器もな」
「補給を受けてもらって」
「また浸透作戦をやってもらう」
「そうしていきますね」
「ガーランドも必死で戦うけどな」
 敵である彼もというのだ。
「しかしな」
「ここはそうして攻めますね」
「そや、浸透作戦も行って」 
 空挺部隊を用いてというのだ。
「オクラホマシチー掌握や」
「それでは」
「まずは空と陸から攻めて」
 スタインベックは吹雪を放った、その凍った嵐で敵の陣地を吹き飛ばしつつオニールに対して話した。
「敵の航空戦力も奪って」
「そのうえで、ですね」
「ことを進めてくで」
「それでは」 
 オニールも頷き術を放った、彼は爆裂の術を放ち敵の陣地を攻めた。
 二人の軍勢は敵陣地を徹底的に攻め航空戦力も奪った、その状況を見てだった。
 ガーランドは前線でだ、難しい顔をして将兵達に話した。
「一日で航空戦力はなくなってな」
「オクホラホマチーにまで配備されている航空戦力がです」
「壊滅しました」
「そして陣地もです」
「かなりの損害を受けています」
「そうなった、十万の兵があるが」
 オクラホマ州にはというのだ。
「もう一万近く失ったしな」
「かなりの損害です」
「陣地も酷い有様です」
「このままでは守りきれません」
「陣地は放棄するしかない、そしてな」
 将兵達にさらに話した。
「撤退するが」
「それでもですか」
「何かお考えがありますか」
「スタインベックさんとオニールはな」 
 敵である彼等はというのだ。
「おそらくオクラホマシチーに向かう」
「あの街ですか」
「このオクラホマ州の中心地ですか」
「あの街を攻めますか」
「そうしますか」
「そうしてくるさかいな」
 このことが予想されるからだというのだ。
「そやからな」
「それで、ですね」
「ここはですね」
「オクラホマシチーまで撤退し」
「そうしてですね」
「守りを固めるわ」 
 そうするというのだ。
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