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夢幻水滸伝
第三百四十七話 オクラホマの攻防その二

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「それはちゃんとさせんとな」
「この場合は戦略ですね」
「まずはオクラホマ州の掌握でな」
「それが済むまではですね」
「テキサス州にはな」
 この州にはというのだ。
「敵の本拠地やが」
「攻め入ることなく」
「州の掌握や、そしてトウェインさんの指示が来てからな」 
「攻めますね」
「あの州をな」 
 テキサス州をというのだ。
「そうするで」
「そうしましょう」
 オニールはまた頷いて応えた。
「今は」
「そういうことでな」
「では」
「準備万端整っているし」
「トウェインさんから声があれば」
「出陣しましょう」
「そうしよな」
 こう話してそうしてだった。
 二人はトウェインからの指示を待った、そしてその指示が来た時空に航空隊が来た、そこからだった。
 砲撃がはじまり空と陸からオクラホマ州の敵軍の陣地に激しい攻撃が浴びせられた、爆撃と大砲にだった。
 スタインベックとオニールも術を放った、スタインベックは術を放ちつつそのうえでオニールに言った。
「まずはな」
「このままですね」
「総攻撃を浴びせてな」
「敵の陣地を破壊しますね」
「それこそ更地になる位まで攻撃して」
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「そこからですね」
「突撃や、機械化部隊に騎兵隊を用いて」 
「空挺部隊も使いますね」
「敵の後方に回してな」
「では、今敵の航空隊をです」
 オニールは空を見て話した。
「攻撃しています」
「迎撃に来た連中をな」
「敵の空港にも攻撃が行われ」
「対空陣地には砲撃を加えてる」
「そうして航空戦力と対空戦力を奪い」
「空挺作戦も行ってな」
 そうしてというのだ。
「そしてや」
「緒戦を制圧しますね」
「そうするで、あと空挺部隊やが」
 スタインベックはその目を鋭くさせて話した。
「浸透作戦でいくか」
「敵の後方を攻めていきますね」
「そうしてな」
「敵を乱す」
「そうするで、そして」
 そのうえでというのだ。
「攻めていく、それでわい等もな」
「機械化部隊と騎兵隊で敵の前線を突破して」
「そしてな」
「浸透作戦を行う空挺部隊と共にですね」
「戦うで、ただ空挺部隊は補給を考えて」
「無理はさせへんですね」
「補給がないとな」 
 そうでなければというのだ。
「やっぱりな」
「何も出来へんです」
「餓える将兵は出たらあかん」 
 スタインベックはこうも言った。
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