暁 〜小説投稿サイト〜
スーパー戦隊総決戦
第六話 獣の力その三

[8]前話 [2]次話
「貴方の名前は?」
「俺か?俺はゲキチョッパー」
 まずはその変身する姿から話すのだった。
「久津ケンさ」
「ゲキチョッパー」
「それで五人なんやね」
 シンケングリーンとシンケンイエローがそれを聞いて述べた。
「じゃああんた達もか」
「戦ってくれるんですね」
「勿論よ」
 ランがにこりと笑って二人の問いに応える。左手を拳にして胸の前で握ってみせる。
「一緒に戦わせてもらうわ」
「やいロン!」
 ジャンは彼を指差して言った。
「手前はまた何を企んでやがるんだ!」
「何、面白い余興をしようと思いまして」
 ロンは笑いながらこう話すのだった。
「それでなのですよ」
「何かゾワゾワする」
 ジャンは彼のその慇懃な態度を見てこう述べた。
「御前を見てるとな!」
「少なくとも何か企んでいるのは間違いないね」
 レツは冷静にロンを見ていた。
「それはね」
「間違いないってのか」
「うん、それははっきりと感じるよ」
 こうジャンにも話した。
「何かまではわからないけれど」
「とにかくだ」
「早く変身しようぜ」
 ゴウとケンは戦いに目を向けていた。
「少なくとも今は戦いを避けられない」
「それならだ」
「ええ、わかってるわ」
 ランは彼等のその問いにも応えた。
「それじゃあね」
「よし!」
「行くぜ!」
 こうしてであった。
 左手を拳にして右手の平に胸の前で着けてであった。
「たぎれ獣の力!」
「ビーストオン!」
 ランを中心にして言う。そして光に包まれて。
 それぞれ五人の戦士になるのだった。ゲキレッドが早速言う。
「ロン!手前の相手は俺だ!」
「おやおや、御指名ですか」
「手前は俺が倒す!」
 ゲキレッドはこう言ってはばからない。
「父ちゃんやリオの為にも!」
「いいでしょう。それではです」
 ロンのその姿が変わった。
 何と龍が幾つも重なった様な禍々しい姿になる。その姿になったうえでだった。
「御相手しましょう」
「これが彼の真の姿なのか」
「いや、違う」
 薫のシンケンレッドがマジシャインに告げた。
「この姿の他にもだ」
「正体があるというんですね」
「そうだ」
 まさにその通りだと話すのだった。
「気をつけてくれ。その時の強さは尋常ではない」
「その通りよ」
 ゲキイエローが二人のところに来て話す。
「その時は私達が巨大ロボで倒すけれど」
「今は俺が相手だ!」
 ゲキレッドがまた叫ぶ。
「行くぞロン!」
「では僕達も」
「ああ、やらせてもらうか」
 ゲキブルーとゲキバイオレットが前に出た。
「それじゃあね」
「行くぜ」
「さて、俺は白だからな」
 ゲキチョッパーはガジャを見ていた。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ