第4話:スケルトンのマヌケな罠
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ィヒ達に襲い掛かった。
「やはりそうなるか!フシギダネ!つるのムチで一掃だ!」
フシギダネがつるのムチを振り回して襲い掛かるスケルトンを次々と粉々にする。
この展開に、リーダー格は驚きを隠せなかった。
「何!?何で魔王様を裏切る!?何故に人間如きに媚を売る!?」
それに対し、グートミューティヒはかつての不安を忘れたかの様に自慢げに言い放つ。
「こいつらとお前達の様な無礼で無知な侵略者とは格が違う。なにせこいつらは、ポケモンだからな!」
「黙れ!」
リーダー格は手にしている杖を横笛の様に吹いた。
「今度は何の罠だ?」
6匹のジャンボモスキートを呼び出し、編隊を組ませる。
「僕はポケモントレーナーだから人の事言えないけど、子供だましの様な罠や部下ばかりに頼って自分では攻撃しないのか?」
「行け!」
リーダー格はグートミューティヒの挑発に耳を貸さずにジャンボモスキートをけしかける。それを合図に、ジャンボモスキートは1匹ずつグートミューティヒめがけて突撃する。
しかし、
「ブビィ!」
ブビィが吐いた火の粉によってジャンボモスキートは全滅した。
その直後、黒い光弾がグートミューティヒを襲ったが、グートミューティヒ達はさらりとかわした。
「ドーラΔ。お前、ダークメイジだったのか?」
すると、グートミューティヒ達の前に多数のスケルトンが再び立ち塞がった。
「またかよ。どんだけ……」
リーダー格が呪文を詠唱しているのに気付いたグートミューティヒは、ピカチュウ達を散開させる。
「みんな散れ!また闇魔法を使って来るぞ!」
その直後、グートミューティヒが直前までいた場所に重力球が出現し、周囲を吸収し始めた。
「今度はルナΛかよ」
しかも、次々と現れるスケルトンやジャンボモスキートが邪魔でピカチュウ達はリーダー格の呪文詠唱を妨害出来ないでいる。
「配下のスケルトンを盾にして詠唱時間を稼ぐか……あんなしょぼい罠なんか使わずとも戦えるんじゃない」
リーダー格はまたグートミューティヒの挑発を無視するが、グートミューティヒはそのなる事は解っていたかの様にスケルトンの攻撃を躱しながら呪文を詠唱し、
「レスキュー!」
ピカチュウ達がグートミューティヒの近くに転送される。
「何!?転送魔法!?プリーストか!?」
リーダー格がグートミューティヒが使う魔法に驚いたが、それが致命的な隙となった。
「サイレス!」
「が!?」
リーダー格の魔法を封じたグートミューティヒは、トドメとばかりにちょっと長めな詠唱を行う。
「貴様!?プリーストではなかったのか!?」
リーダー格は驚き過ぎて逃げるのを忘れると言う致命的なミスを犯し、グートミューティヒはそれを逃さなかった。
「オーラ!」
リーダー格の足下に光の柱が出現し、リーダー格は光の柱を
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