暁 〜小説投稿サイト〜
私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
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それからは、私はお母さんと買い出しに行く以外は家から出なかった。カイの散歩も暑いので、近所を歩くだけにしていた。姉ちゃんは遊び捲っていて、学校が休みになる前から、私にだけ、お母さんには内緒ねと、合コンをしたとか、8月の初めにはバンガローに泊まるとか様子を報告してくるのだ。洋服なんかもどんどん派手になっていて、そんなお金どうしているのだろう。でも、さすがに、遊ぶお金が足らなくなってきたのか、バイトに行くと言って、ホテルのティーラウンジだと言っていたが、どうも週に何回かはクラブみたいなとこに行っているみたい。一度、夜遅くに帰ってきた時、お酒の匂いがしていた。まだ、未成年のはずなんだけど・・。
夏休みも終る頃、香波ちゃんが遊びに来て
「真織 閉じこもってんでしょ 何だかねー ウチなんか 誠と海に行ったんだー 彼は車 買ってもらったんだって言うからー 敦賀まで」
「ふ〜ん ドライブ?」
「そーだね あのねー 泳いでて、海の中で 彼が抱き付いてきて キスしちゃった それとぉー 帰りにね ほらっ 身体がベトベトしてるやんかぁー だから 彼がお風呂に入ろうって 普通に車が ラブホに・・・」
「えぇー まさかー 香波」
「そーだよ あげちゃったー 彼に というより、割と強引にだったけど・・」
「あんた そんなに 簡単にー」
「でもさー 京大の工学部だよ 将来 期待できるヤン 掴まえときたいものー」
「でもさー そんなの・・・ 遊ばれてんだっら・・」
「そんなことになんないように ウチ 勉強してるの 彼に飽きられないように・・・ネットでね 彼に喜んでもらおうと・・ヘラとか色々と・・」
「なに? それ! ヘラ? 色々とって?」
「だから フェラ・・ 知らないの? 女子高でも それぐらい話し合うんでしょ? 男を喜ばすのは どうしたら良いのかよー 真織も知っといた方がいいよー 教えてあげようか?」
「いいわよー そんなの知らなくても・・・」
「ウチ 彼が喜ぶように 下着も選ぶようにしてんだぁー この前も愛し合っちゃったー」
「もう いいよーぅ 香波 変ったね 泣きを見ないように しっかりとネ」
「真織は? 誉さんと」
「マオは なんでもないよ もう 会ってない! あいつとは 会う気がしない!」
9月になっても、私は、家と学校の往復だけで夕方には、姉ちゃんから、こんなのお母さんに頼めないじゃぁないと押し付けられた派手な下着の洗濯をして・・・それから晩御飯の支度をしてと、意味もなく生活していたのだ。
学校から帰る電車の中でニコニコしながら近づいて来る男の人が居ると思ったら、史也さんだった。
「真織ちゃん 見かけたものだからー 俺 バイトの帰りなんだよ 夜
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