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豊臣秀吉が異世界で無双系姫騎士やるってよ
第5話:裏切り者対策が足りない……
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奴らはどこじゃ!?」
ヨツメ隊はオラウの罠に嵌ったと思って円陣を組んで鉄砲を構える。
が……
1時間待っても、2時間待っても、4時間待っても、8時間待っても、16時間待っても……
「敵伏兵の奇襲は……ありませんでしたな?」
副官からの嫌味な報告に歯軋りするヨツメ。
「何でじゃあぁーーーーー!あいつら、どこまでこの俺達をおちょくれば気が済むのだあぁーーーーー!」
故に、ヨツメは何でオラウ隊がここから立ち去ったのか?その理由に気付く事は無かった。
オラウ隊がこの場を去った最大の原因が、エイジオブ帝国の作戦に何度もまんまと引っ掛かったムソーウ王国とマッホーウ法国の無知蒙昧で無茶無謀な戦術である事を。そして、オラウにその選択をさせたのがエイジオブ帝国がカミカゼ・ダ・ムソーウを謀殺した事だと。

この時の豊臣秀吉(わたし)は完全に焦っていた!
「急げぇー!大返しじゃぁー!」
豊臣秀吉(わたし)は自分達の部隊にアニマの姉であるヌードン・マッホーウを救助しようと野営地を払い、大急ぎで反転した。
ドウカァー共は豊臣秀吉(わたし)のこの行動の意味を全く理解しておらなんだが、機転を利かせてヌードンを裏切ろうとしている者に突撃すると言って説き伏せた!
と言うか、何でヌードンが窮地なのかが未だに解らん時点で、ムソーウ王国は色々と末期やもしれんな……
「このままでは、ムソーウ王国はエイジオブ帝国の魔の手からヌードン殿下を護りきれなかった敗北者として罵られてしまうぞぉー!必ず……必ず間に合わせるのじゃー!」

だが……
散々急いだその結果が……
「ヌードン様ぁー!何処にいらっしゃるのですかぁー!?」
「ヌードン様ぁー!出てきて下さぁーい!」
「ヌードン様ぁー!ヌードン様ぁー!」
肝心のヌードンが率いていた部隊が必死にヌードンを探している姿であった……これはつまり……
私は藁にも縋る思いで質問した……
「これはどう言う事じゃ?ヌードン殿下はどちらに?」
だが……兵士達の返答は豊臣秀吉(わたし)の予想通りであった。
「それが……一昨昨日の朝から行方不明なのです!」
その返答に、アニマは蒼褪めて倒れ、ドウカァーが慌てて受け止める。
「アニマ殿?アニマ殿!?」
これってつまり……アニマも私と同じ見解を示したって事か……
……遅かったかぁー……
……取り敢えず……点呼をとろう。
そうすれば、私の予想が当たっているか外れているかが解る筈……
ま……大体想像は付くがな……
その証拠に、点呼をとる前に不届き者がもう尻尾を出しおった!
「さて……私の後ろにいる者は、何をしているのかなぁー?」
背後から私を殺そうとしている裏切り者を簡単に返り討ちにした私は、やや棒読み気味に裏切り者に訊ねるが、ドウカァー達やヌードンの部下達にと
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